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学長見聞録 vol.4:学生のキャンパスライフに寄り添うTGC

(東北学院時報 2015年3月15日発行 第726号)

学長見聞録 vol.4:学生のキャンパスライフに寄り添うTGC

今回は、本学職員による在学生へのワンストップサービス「東北学院コンシェルジュ(以下、TGC)」に取り組んでいる職員の代表に話を聞きました。〝コンシェルジュ〞とはフランス語で管理者とか窓口とかいうような意味です。本学では昨年度から、泉の新入生を対象に、大学生活の「わからないことなんでも相談窓口」としてスタートしました。

学長
まずはTGCの成り立ちとこれまでの経緯についてプロジェクトリーダーの水野さんに伺いましょう。
水野
平成24年度に実施された若手職員研修で、「東北学院における各種の取り組みへの改善・改革提案」をプロジェクトチーム単位で提案することとなり、当時の第2グループで提案した「職員コンシェルジュと職員の新たな役割による学生生活の充実化」が新規事業として採択されたのが始まりでした。採択後、実施に向けて10名の委員が平成25年度から計画立案にかかりました。「学生が入学前に思い描いていたキャンパスライフを実現するために」どうすべきか、学生のニーズを掴むためにアンケート調査を実施し、分析し、本プロジェクトの方向性を確認してから具体案を作成しました。平行してメンバーの研修も行い、窓口対応未経験者でもコンシェルジュ業務に携われる仕組みを検討しました。本務との兼任業務で実施計画を進めてきましたが、学内での理解と協力を得られたことがとても大きく、感謝しています。
学長
皆さん大変苦労されて二足のわらじで取り組んできたわけですね。そしてスタートした26年度、新学期が始まってからの様子はどうでしたか?
齋藤
私たちTGCは「キャンパスライフを充実させよう〜東北学院コンシェルジュは一人一人に併走します〜」という理念のもとに、新入生が最も迷う事務室の総合案内、よろず相談、そして課外活動の橋渡しを行うことで、学生たちの理想のキャンパスライフ実現と学院をもっと好きになってもらえるようにサポートしています。とはいえ学生に手取り足取り教えるのではなく「見守りつつ背中を押すこと」で、学生の「気づき」を促すことです。
初年度でもあり利用者は約200名ほどで、スタート時は道案内や窓口への誘導といったものでしたが、GW前後には新入生も在学生も留学や学生生活の悩み、サークルに関することなど相談の内容が深くなってきました。
武蔵
TGCの効果として期待された、入学時特有の不安解消につながり、学生対応窓口の混雑緩和、課外活動への参加を促すことができました。終わってみて気がついたことは、学生と職員の距離が近くなりきめ細かい対応ができていたこと、インナーキャンペーン的には職員同士のコミュニケーションにも効果があったことがあげられます。
鈴木
ネットやメールでつながっているだけはなく顔を合わせて話し合うことを大事に、学生たちの話をよく聞くことに徹しました。学生は答えを求めるのではなく話していくうちに自分なりの回答を見つけ動きだそうとする言葉や表情が見られたことは、うれしい発見でした。協力メンバーを含めた10数人のスタッフが1日3〜4人でローテーションを組み、12時から16時20分まで対応しました。学業の悩みも寄せられ学務部長に伝えて対応いただいたということもあり、TGCがあったからこそ解決できたことだと感じました。
学長
鈴木さんは教務課だからそのあたりの相談内容と解決策が見えていたのかも知れないですね。ではこうした経験から次年度はどのような活動に進化するのでしょう。もうすぐ新年度ですが27年度に向けた準備はどうですか?
齋藤
昨年7月から新たなプロジェクトメンバー10名でスタートし、お話したような検証と準備を進めてきました。その結果教育現場は教育職員との連携、既存部署との連携が重要になると改めて実感しましたので、そのため教職協働という観点から先生方との連携を強めることにしました。次年度の協力メンバーには先生も数名参加してくださいます。3月中には協力スタッフ20数名を含めてTGC研修も終え、新入生を迎える準備が完了する予定です。縁があって入学した学生たちには、卒業式のときにこの大学に入って良かったと思ってもらえるような学校を目指し準備しています。
水野
既存部署の話をよく聞き、TGCが着実に学生・教育職員・事務職員のハブとなって、皆さんがキャンパスライフをより充実させ、楽しむための場所、ツールとして使ってほしいです。
武蔵
教員も職員も人材が揃っているので、頼りにしてほしいです。スタッフとのコミュニケーションを楽しむことから始めても良いと思います。
鈴木
学生が立ち寄りやすいスペースづくりを心がけレイアウトにも工夫をするなど、よりパワーアップしていきます。
松本学長からのコメント

昨年度のTGCは、4月8日から5月14日までのうち17日間開いたそうです。常時3〜4人のスタッフが、2号館2階エレベータホール前にデスクを置いて学生に対応しました。大学生活で感じる不安や、学業のことなど多様だったそうです。職員人事研修報告でも27年度の計画書が出ていて、広報に力を入れ、学生にもっと利用してもらおう、職員と教員の参加も実現させよう、といった内容が盛り込まれていました。TGCの皆さんの提案が実っていることをとても喜ばしく思います。泉キャンパスのTGCが来年度完成する土樋の新キャンパスでも実施されるようになると良いなと思いました。

《参加者》
プロジェクトリーダー/水野麻美さん(国際交流課・泉キャンパス)、サブリーダー/齋藤渉さん(財務課・土樋キャンパス)、鈴木菜津子さん(教務課・土樋キャンパス)、武蔵幸子さん(情報システム課・土樋キャンパス)

※注…座談会開催日は2015年1月22日 所属は当時