東北学院大学

東日本大震災 東北学院1年の記録

理事長・院長からのメッセージ

東北・関東大震災で被災された東北学院関係者の皆様へ

 このたびの東北・関東大震災(注:後に東日本大震災と改められた)は、私たちがかつて経験したことのない未曾有の大災害でした。被災され多くの不幸に見舞われた皆様に、東北学院を代表し、お見舞いを申し上げます。

 東北学院の大学(三つのキャンパス)、中学校・高等学校、榴ケ岡高等学校、幼稚園はそれぞれ甚大な被害・損害を受けました。ライフラインの復興はまだ十分なものとなっておりません。東北学院は現在、各々に被害状況と安全の確認、復興に向け、準備いたしております。

 また、大学本部内に災害対策本部を設置いたしました。学生、生徒及び園児の安否確認を含め、諸行事についてはホームページ上で発表いたしております。ご確認いただければ幸いです。

 震災後、各方面より、お見舞いのご連絡などを頂きました。心より感謝申し上げます。被災当事者であるために、一つ一つに丁寧な御礼のご挨拶ができません。この文面にて御礼のご挨拶とさせていただきます。失礼があれば、どうかお許し願いたいと存じます。

 東北学院は、所属する多くの学生・生徒・園児、及び教職員の身の安全に配慮するばかりではなく、東北地方を代表する教育機関として、地域社会に対し公的な役割と責任を負っております。地域機関からの協力要請があれば、できる限りの力をもって対応する所存です。

 災いの予後は、まだ暗然といたし、明確な未来を描くことはできませんが、東北学院関係者の皆様に、ふたたび安全と平穏が訪れますようお祈り申し上げます。

2011(平成23年)年3月18日
東北学院理事長   平河内健治
東北学院学院長   星宮  望