東北学院大学

東日本大震災 東北学院1年の記録

2011年のトピックス

ヨハンナ・シュピールベルクさん一家

東日本大震災の発生した2011年3月11日、ドイツから日本観光に来ていた3人家族が塩釜市で被災した。地震の後すぐに仙台に向かおうとして乗り込んだタクシーが多賀城市に差しかかった時、津波に飲み込まれた。全てを流されて命からがらたどりついたのが東北学院大学多賀城キャンパスの避難所・礼拝堂だった。ヨハンナ・シュピールベルク(写真:給水車に並ぶヨハンナさん一家。お母さんはブルーの工学部ジャンパーを着ている)さんと両親は、遠い異国の地で頼る人もなく母国に帰る手段も見つからず途方に暮れていた。

その後、善意の人々のリレーによってヨハンナさん一家は無事にドイツに帰ることができたという。そのニュースが新聞に掲載され、ドイツの国営放送が多賀城キャンパスのロケに訪れたのが10月のこと。写真などを探していたテレビ局のスタッフは、大学で撮影していた写真の中からヨハンナさん一家が写っている写真を探し出し、ドイツのテレビで[善意の日本人に救われた]と報じられた。2012年2月、この実話は日本のテレビでも紹介された。

ヨハンナ・シュピールベルクさん
ヨハンナ・シュピールベルクさん
ヨハンナ・シュピールベルクさん
ヨハンナ・シュピールベルクさん
ヨハンナ・シュピールベルクさん
ヨハンナ・シュピールベルクさん