採用試験
1) 書類選考
応募者が多く集まる企業は、書類選考で受験者数を絞り込む場合があります。提出した履歴書や成績証明書などの応募書類によって、求める条件と照合し、適・不適を審査します。特に、履歴書は吟味して、魅力のある、特徴のあるものにしましょう。面接官が「この学生と是非話してみたい」と思うようなものを作成して下さい。
また、最近はエントリーシート(企業によって名称は異なる) で学生の能力とポテンシャルや志望の度合を見る企業が増えています。不適格と判定された者は、試験を受けられないケースもあります。
2) 面接試験
面接試験は必ず実施されます。人物重視はどの会社でも共通です。人物については面接試験で殆ど評価されます。
コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、自己PR、志望動機等が面接の中で見られます。質問に対しての的確な答えは勿論大切ですが、面接官と会話がしっかりできることが最も重要と思われます。電話の対応や目上の人々と普段から敬語を使った話し方に慣れておくことが必要です。
3) 筆記試験
- 一般常識・専門科目・語学
一般常識、専門科目は筆記試験として実施されなくとも面接で聞かれることも多いので、充分な準備が必要です。 一般常識は、市販の問題集などで勉強するとともに、新聞・雑誌などで常に新しい情報に対して関心を持つことが大切です。専門試験については、学部ごとにテーマが定められていたり、用語の説明などの内容が多いようです。 また、ゼミで学習している内容については、きちんと答えられるようにしておくことが必要です。 業種によっては、国際人として通用する能力として、出身学部を問わずに語学力を求めるケースもあります。 - 論作文
受験者の価値観、知識力、関心、文章表現力の評価。誤字・脱字のない丁寧な文字で書けるか。など、本人を総合的に判断する意味で重視されます。 出題テーマとしては、身近な学生生活のことから時事問題に至るまで幅が広く、過去の論文・作文出題例を参考にして、自分の考え方を表現出来るように心がけて下さい。 - 適性検査
学業成績や面接試験ではわからない各自の能力、性格、適性、興味などを企業側が把握するために行われ、採用の合否、採用後の配属先等の参考にしています。以下に、代表的な検査を紹介します。
○ 厚生労働省一般職業適性検査(最も標準的で、職業適性検査の基本形)
知的能力・数的能力・言語能力等を測定。労働基準監督官も実施。
(1)漢字をランダムに並べ間違いを探す名詞比較検査
(2)立体や平面の図形判断
(3)同意語や反意語探し
(4)計算問題など
○ YG (矢田部、ギルフォード) 性格検査
性格に関する質問120項目にYES/NOで回答
○ EPPS (Edwards Personal Preference Schedule) 性格検査
225問でA・Bの二者択一。文章2題から近い方を選択。約50分。
○ 内田クレペリン精神作業検査(単純作業を繰り返す作業法)
隣り合う数字を加算し、その和下1ケタの数字を記入
○ SPI (Synthetic Personality Inventory)
(1)能力検査と性格検査を併わせた「総合タイプ」の検査
(2)能力検査は言語(国語) と非言語(数学・理科) で構成
(3)知的能力、性格、志向から企業人としての基礎力をみる
能力検査では難しい問題はないが、難解な出題や短時間で多くの問題を解かなければならず戸惑うこともある。学内の模擬試験を受験したり、参考書などで、問題の形式に慣れておくことが必要。
能力検査は「足切り」の基準として利用されることもある。性格検査のデータは面接での企業側の質問材料にもなる。
多くの企業で「適性検査」としてのタイプを実施している。
○ SPI II(Synthetic Personality Inventory)
SPIIIは、従来のSPIを改訂して2002年に登場した。SPIとSPI IIの違いは、性格検査における「性格類型」の尺度がSPIIIでは無くなったという点だけである。内容はSPIと全く同じであるが、特徴を大きく大別すると次の3つの検査形態になる。1) 基礎能力検査(GAT)2) 実務基礎能力検査(RCA)3) 事務能力検査(NCA)。いわゆるSPIIIは、従来のSPIの進化形というべきものである。
○ SHL総合適性テスト
知的能力テストとパーソナリティ質問紙(OPQ) の2つのテストを使って総合的な適性を判定する検査。知的能力テストは、言語理解と計数理解の2つのテストから構成される。OPQは30のパーソナリティ因子に対応する質問に回答。問題内容に実際の仕事で使われる論文や報告書、データなどがもりこまれているのが特徴。マークシート方式でコンピュータで採点され、言語理解能力、計数理解能力、マネージメント資質、マネージメント特性、スペシャリストかゼネラリストか、8種の職務に関する適性、パーソナリティチャートが出力される。
面接について
1) 面接の重要性
簡単に言えば「近い将来使える人物か否か」を判断する絶好の舞台が面接試験です。面接を上手く乗り越えるためには普段から電話の対応、目上の人との話し方をしっかりする事が大切です。採用試験で最も重要視されているのが面接試験です。人物本意で採用したい企業が多いのは今までもこれからも変わらないでしょう。自分らしく自信を持って臨んで下さい。
2) 面接の種類
(1)個人面接
受験者を1名ずつ面接する方法。面接官と1対1で行われる場合と面接官が複数の場合があります。個人面接では、時間をかけて志望者をじっくり観察でき、かなり詳細な質問がなされるので注意が必要です。
(2)集団面接 (グループ面接)
受験者複数(5名前後) に対して、面接官も複数で行われます。一般的には面接官が各受験者を指名して回答を求める方法が多いようです。
他の受験者と直接比較されますが、自分の個性を発揮できるよう気をつけ、積極的に自分の意見を述べることができるようにしておきましょう。
(3)集団討論 (グループ討議)
受験者を数人のグループにわけ、特定のテーマで自由に討論させ、これを採用担当者が観察するものです。
討議の中で受験者の表現力、論理性、協調性、統率力等が見られるので、テーマを正確にとらえ討論に積極的に参加して下さい。
圧迫面接とは
最近は少なくなって来たようです。例をあげて2、3紹介しますと、「厳しい言い方」「なぜ売上の悪い我社を受けたか」「同じ業界の他社を何故受験しなかったか」変わったところでは「ネクタイの趣味が悪いね誰が選んだの」等の質問もあるようです。多くの会社は意地悪い質問でどの様に対処するかを見ているようです。その時の態度や振る舞いを見て判断材料にもしている様です。
従来はこのような面接が多くありました。このような場合は臆することなく自分の考えをしっかり述べた方が良いでしょう。わざと動揺するような質問をしてどんな態度をするかをみている、と思ったほうが良いでしょう。
3) 面接のプロセス
面接の回数は企業によって異なります。1回だけで決める企業もありますが、大半は面接の形式、評価のポイントを変えて、何回かの面接が実施されます。採用内定までに3回前後の面接を行うのが一般的です。
☆ 一次面接・・・
人事部門や営業、企画などの課長代理、係長。支店等で行われる場合は、支店長、次長、営業所長クラスが面接官。
学生生活、家庭の状況、性格、志望動機などについて質問しながらどんなタイプの人間か判断するのが目的。一緒に働ける人物か、社会人としての常識があるか、やる気があるかなどを厳しい目で観察されます。
☆ 二次面接・・・
課長、部長が中心に面接を担当。専門知識や卒業論文、卒業研究、時事問題について突っ込んだ質問が多くなる。理系は、技術面接として卒業研究の内容を中心に、詳しく質問されます。志望理由やものの考え方や行動様式に対するチェックの目も一段と厳しくなってきます。この面接で採用、不採用がほぼ決定されることも多くあります。
☆ 三次面接・・・
役員面接。社長、重役クラスとの面接で採用決定を確認するための最終面接が多いのですが、近年最終面接でも、選考を行う企業が増えてきました。再度、一次面接・二次面接で質問されたことが聞かれ、将来性や視野の広さなどが評価の対象となります。
4) 面接の心構え(面接の心得十ヶ条)
- 準備を充分にする。(業界・企業研究・自己PR・志望動機など)
- あがって当たり前。(適度の緊張感は必要)
- 礼儀に気をつける。(普段の生活態度が大切)
- 好印象をもたれるように工夫する。(第一印象をよく)
- 自然な笑顔を忘れない。(暗いイメージは嫌われる)
- 受け答えはハッキリと簡潔明瞭に。
- 自分の気持ち、セールスポイントを充分に伝える。(悔いを残さない)
- わからないことを聞かれても慌てない。
- ある程度の慣れ、経験が必要。
- 模擬面接(就職相談) の活用。
5) 面接の内容
本人に関する事項
- 氏名、出身大学、学部学科
- 高校時代のこと
- 自己PR
- 好きな言葉
- 趣味、特技、長所、短所、健康状態
- 友人について
- スポーツについて
家庭に関する事項
- 家族について
- 親との対話について
- 親の就職についての考え方
大学生活と学業に関する事項
- 大学時代で一番打ち込んだこと
- 自分の成績について
- 大学時代で一番印象に残っていること
- ゼミナール・卒業研究について
- 東北学院大学について
- 卒業論文・卒業研究のテーマ
- 大学生活の感想
- 学生時代の余暇の過ごし方
- 大学、学部を選んだ理由
- アルバイトについて
- 大学のクラブ活動について
企業に関する事項
- 志望動機
- なぜこの業界・企業を選んだのか
- 会社の印象
- 他社の受験、内定状況
職業に関する事項
- どんな仕事をしたいのか
- どんな仕事に適していると思うか
- どんな社員になりたいか
社会一般に関する事項
- 関心のある時事問題について
- 今日の新聞を読んで印象に残った記事は
その他の事項
- デートの約束の日、残業を命じられたらどうするか
- 就職活動を通しての感想
- 結婚したら仕事はどうするか
- このページの内容に関するお問い合わせ
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- 東北学院大学 就職部就職課
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