東北学院大学

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経済学部 共生社会経済学科

教員紹介

小宮 友根 准教授

専門分野
  • 社会学(ジェンダー論、エスノメソドロジー/会話分析、理論社会学)
研究キーワード
  • 刑事司法とジェンダー、裁判員評議の会話分析
担当授業
  • ジェンダー論、ジェンダー論の基礎、フィールドワークⅠc、総合演習、演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
代表的著作
  • 「強姦罪における『被害者資格』問題再考」陶久利彦編『性風俗と法秩序』尚学社、2017年
  • 「裁判員の知識管理実践についての覚え書き」酒井泰斗ほか編『概念分析の社会学2』ナカニシヤ出版、2016年
  • 「裁判員は何者として意見を述べるか」『法社会学』79号、2013年
  • 「評議における裁判員の意見表明」『法社会学』77号、2012年
  • 『実践の中のジェンダー――法システムの社会学的記述』新曜社、2011年
教員からのメッセージ

私が担当するのは「ジェンダー論」という科目です。人間が有性生殖によって繁殖する動物であることは、進化の過程の中でかたちづくられてきた、身も蓋もない事実です。けれど、私たちが性別という属性を持つ存在であることは、生殖という側面を遙かに超えて、私たち一人一人がどのような生活/人生を送るのかという選択全般に対して極めて大きな影響を及ぼしています。たとえば着る服、髪型、遊び、学ぶ学問、就く仕事、給料の額、職業上の地位、家事や育児への関わり、暴力の被害にあう/加害をしてしまうこと、好きになる相手、性的欲望のかたち、自分の性別に対する認識…。こうした事柄はすべて、「女なら/男ならこうするべきだ」という考え(性別規範)によって影響を受けます。ジェンダー論とは、言ってみれば、性別規範の持つその「力」と、その源について考察する学問です。

そしてその考察は、さまざまな差別問題に関する考察と深く結びついています。ジェンダー論を学ぶ中で皆さんは、性別やセクシュアリティによる差別はもちろんのこと、それらが他の差別問題とも複合的に絡まっている私たちの社会の姿を知ることになるでしょう。その知識は、性別だけでなく多様な属性を持った人たち、そして多様な考えを持った人たちが「共生」しうる社会を構想する力となるだけでなく、自分自身の生活/人生をより多くの可能性に開かれた、豊かなものとしていく力にもなるはずです。

教員ウェブサイト(学外)