谷 達彦 准教授
専門分野
- 財政学、地方財政論
研究キーワード
- 普遍主義的給付、地方自治体の財源調達、アメリカ財政
担当授業
- 財政学Ⅰ・Ⅱ、格差社会論Ⅰ、リーディング&ライティング、演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
代表的著作
- 「移民の子どもの教育支援における財政措置のあり方―愛知県と豊橋市の事例からみた問題提起―」(関根未来と共著)『立教経済学研究』第75巻第4号、2022年。
- 「アメリカの州における就学前教育の拡充と財源調達―ジョージア州の普遍的プレ幼稚園を事例として」『東北学院大学経済学論集』第191号、2019年。
- 「ニューヨーク市の地方所得税―負担構造の現状と近年の改革案」日本財政学会編『財政研究 第14巻 財政をめぐる経済と政治―税制改革の場合―』有斐閣、2018年。
教員からのメッセージ
巨額の赤字と債務を抱えている日本財政に多くの人が不安を感じています。税制改革や社会保障のあり方、財政再建の方法などをめぐって様々な意見が主張されています。諸外国の財政をみても、財政支出の規模や内容、それを支える税制は多様です。財政改革に唯一の「正しい」改革があるわけではありません。
大学では様々な考え方やものの見方を学びます。何が「正しい」のか、高校までの試験勉強のようにただひとつの「正解」が与えられるわけではありません。「正解」が用意されていない「問題」を自分でみつけ、考えるのが大学での学びです。それは楽なことではありませんが、楽しいことだと思います。考えるのがおもしろい、大学でそのような問いをみつけましょう。