工学部

本学科の教育

制度・方針

環境建設工学科では「環境」・「土木」・「建築」の3分野を対象としています。

「環境分野」~環境問題を解決する、基本的技術を学ぶ~

私達のくらしは、昔に比べるとずいぶん豊かになってきました。しかし、その一方で様々な環境問題が起きています。身近では、河川や湖が生活排水で汚れ、土壌や地下水は化学物質で汚染されているといった問題が起きています。

また、世界を見れば、地球規模での環境が徐々に悪化しており、地球温暖化、砂漠化、海洋汚染など解決しなければならない多くの課題がたくさん残されています。

さまざまな環境問題の原因を理解し、解決する方法を考えていくためには、化学・生物・物理などの、幅広い分野の基礎知識が必要です。さらに、具体的な解決方法を立案できるようになるには、環境の化学、環境工学、環境生物工学、水質保全工学などを学ぶ必要があります。これらの講義を通して知識を身に付け、同時に実験・セミナー・研究を体験して、環境問題の解決に向けた具体的な提案ができる力を付けてもらいます。

「土木分野」~構造物の設計、自然災害に対する知識を学ぶ~

建設技術者としての仕事は、実際に構造物を創ることです。「構造物を創る」とは、単に「構造物を施工する」という意味だけではありません。地域の人々が本当に望んでいるものとは何か?ということを調べるところから始まり、計画を立て、環境とのバランスを考え、構造物の機能や安全性を満たすように設計計算をして、図面を作成し、費用を見積もり、そして施工を行うことです。

さらに、出来上がったものを有効に利用する方法を検討することも含まれるのです。建設工学では、この一連の過程で必要となる知識を修得します。また、道路や鉄道、上下水道施設、エネルギー関連施設などの各種構造物は、人間社会の基盤を構成する極めて重要なものです。それゆえ、これらの施設は想定される地震や洪水などに対しても十分に安全でなくてはなりません。私たちは自然災害についての知識も学びます。建設工学分野の科目群は、建設会社や設計コンサルタント、鉄道関係などに就職を希望する学生への科目を設置しています。

「建築分野」~生活のうつわである建築について、その魅力としくみを多面的に学ぶ~

日常生活に最も身近な「建築」という分野。空間をつくる建築の仕事は、目に見え、体感できるとても魅力にあふれたものです。

一つの建物を成り立たせるには、いろいろな専門的知識を組みあわせて、快適な空間をつくりあげるデザインの要素が欠かせません。また、さまざまな技術をあわせた建築は、それをささえる専門分野もとても多様です。地震に強い建築を作る構造技術、快適で便利な空間を提供する設備技術そして耐久性があり人にやさしい空間を構成する材料技術などです。

建築分野では、設計する、つくる、住まいを快適にする、いい材料を開発するなど豊富な仕事がありますので、みなさんがつきたい仕事がきっと見つかるはず。

本学科で必要な科目を学べば、一級建築士や二級建築士の受験資格を得ることもできます。「建築の魅力」をさまざまな角度から学習できる教育プログラムを用意しています。

取り組み・活動

環境建設工学科は、平成19年5月に日本技術者認定機構(JABEE)より「本学科で実施している技術者教育プログラムが社会の要求水準を満たしている」との評価・認定を受けており、そのプログラムに基づいて教育を実施しています。

具体的には、下記(A)~(H)の学習・教育目標を掲げ、これらを達成するための教育プログラム(カリキュラム、教育方法、教育組織、教育施設、学生支援体制など)を設定しています。各項目の上段はJABEEで定められた項目で、下段がそれに対応する本学科の目標です。

(A)[JABEE:地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養]

(A) 地球環境問題などに対応する多面的視点を持ちつつ、東北という地域特性を理解した環境建設技術者としての視点を身につける[多面的視点を持つ技術者]

(B)[JABEE:技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解(技術者倫理)]

(B) キリスト教を通して社会人としての良識と一般教養を着実に身につけるとともに、技術者としての倫理観を備え、科学技術と自然・社会との関わりを考えて行動できる素養を身につける[社会人としての良識と技術者倫理]

(C) [JABEE:数学、自然科学および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力]

(C-1) 数学、自然科学と工学基礎に関する知識や学力を修得し、それを問題解決に活用できる応用力を身につける[数学、科学技術の知識と応用能力]

(C-2) 情報技術に関する基本的な知識とスキルを修得し、実社会で活用できる能力を身につける[情報技術のスキルと応用能力]

(D)[JABEE:該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力]

(D) 環境建設工学における基礎的な専門知識と学力を修得し、中核となる技術者として応用・展開できる能力を身につける[専門科目の基礎学力と応用能力]

(E) [JABEE:種々の科学、技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力]

(E) 社会の要求を解決するために科学技術に関する情報を積極的に入手し、課題に対する計画、遂行、分析・評価、改善のサイクルを通じて、問題解決のための能力を身につける[問題解決のためのデザイン能力]

(F) [JABEE:日本語による論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力]

(F-1) 技術的・社会的に十分通用する日本語を使える能力を身につける[日本語表現能力]

(F-2) 英語によるコミュニケーション基礎能力を修得する[国際コミュニケーション基礎能力]

(G) [JABEE:自主的、継続的に学習できる能力]

(G) 卒業研修、実験、演習、実習などを通じて、自ら積極的に学び、行動する能力を身につけるとともに、中核となる技術者として必要な各種の資格取得に向けて継続的に学習する能力を身につける[自主学習能力と継続学習能力]

(H) [JABEE:与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力]

(H) 卒業研究・実験・演習・実習などを通じて、計画立案、遂行、とりまとめまでを自ら行うことができる能力を身につける[立案能力と総括能力]

このページの内容に関するお問い合わせ
東北学院大学 入試部入試課
〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3-1
TEL.022-264-6455 FAX.022-264-6377
E-mail:nyushi@staff.tohoku-gakuin.ac.jp