工学部

カリキュラム解説

このページでは 東北学院大学工学部機械知能工学科のカリキュラムについての、主に科目の関わりに関する情報を公開しています。

※図などはH20年以降に微修正しています。(微分積分学開講時期)

専門科目

専門科目

学科課程表から専門科目を抜き出し、図に並べたものです(それぞれの図を選択すると大きくなります)。

原則として、横方向は開講時期(学年、前後期)を表しています。また、関連する科目では、上にいくほど発展的な内容になります(演習科目などは、見易さのために上に集めてあります)。

右下に凡例がありますが、科目は、「必修および共通の基礎として重要度の高いもの」、「共通の選択科目」、コースに関わりの深い、専門の4群にわけて表示しています。

専門基礎科目の連携

専門基礎科目の連携

機械知能工学科では3年生以降、「専門科目のゆるいくくり」である コース を一つ選ぶことになりますが、それにかかわらず専門科目を学ぶために、また本学科卒業のためにこなすべき共通の科目も多くあります。

それらのつながりを表したのが、この図です。

この図からわかることとして、専門の基礎となる科目は、1年生後期から2年生にかけて集中しています。また、それらのさらに基礎となる科目が1年前期におかれています。つまり、大学で学ぶためには、入学直後からがんばる必要がある、ということです。

そのなかでも、微分積分学、線形代数学、物理学、工業力学は基本中の基本です。その一方で、一度わからなくなるとずっと置いていかれやすい科目でもあります。やばいな、と思ったら、すぐに 工学基礎教育センター に相談にいきましょう。

また、すこしでも数学、物理に不安があるひとは 数学基礎演習 、 物理学基礎演習 を必ず履修してください。もともと、微分積分などは1年前期から始まっていたのですが、すこしでも学生さんの勉強をしやすくするように、と考え、助走期間をもうけ、そこで高校までの復習、もしくは高校で学び損ねていた部分の勉強をできるようにしたのが、今回の科目配置の特徴の一つです。

コースごとの主な科目の連携

コースごとの主な科目の連携

コースごとの主な科目の連携

コースごとの主な科目の連携

コースごとの主な科目の連携

機械知能工学科では、3年生になると コース を選びます。

コースは「ゆるいくくり」で、これによって、直接的に就職先が決まったり、4年で所属する研究室がきまることはありません。

機械の分野は非常に範囲が広く、ひとりで全部を学ぶことは大変です(もちろん、学ぶことができるようには時間割りが組んであります)から、いくつかを選んで学ぶことになります。これらの科目、学問はある程度のつながりがあります。「この科目とこの科目を学ぶと合わせてこういうことがわかる」ということもあります。そのため、無作為に選ぶと、ばらばらになってそういう組合わせができなくなります。

そこで、ある程度、参考となる配分をあらかじめ「おすすめセット」として定めたものがコースです。たとえて言えば、「和食好き向けおすすめメニュー」「洋食好き向け」「ベジタリアン向け」、みたいなものです。ある程度違いが目立つように分けてはあり、そのルールにしたがって科目の履修をすることになりますが、もちろん、すきなように、コースに関係なく科目をどんどんとってもいいわけです。あくまで、最低限の栄養を考えるとこんな組合わせで、みたいな感じです。

さて、コースごとの違いはどこででるかというと、専門科目の4科目群「トータルケアデザイン(TD)群」「ハイブリッドエナジー(HE)群」「ライフサポートエンジニアリング(LS)群」「制御ロボティクス(CR)群」から、それぞれ最低何単位をとるか、で決まります。それぞれがどんな科目からなるかはシラバスやここの図を見ていただくとして、機械の専門をグループ分けしてあります。

以下に、シラバスに記載されている、コースの概要と、必要単位数を示します。

  • 情報・制御工学コース: これからの機械工学がめざす、機械とコンピュータが一体となったモノを作るために必要な、制御、メカトロニクス等の基礎技術と人、物づくりについて学ぶためのコース。
    TD:4, LS:6, CR:10単位
  • 人間・生体工学コース: 機械工学のユーザであると同時に理想的なお手本でもある人間について、工学的な立場から構造や動作について理解することで、人に優しい高度な機械をつくることを学ぶためのコース。
    TD:2. HE:2, LS:10, CR:6単位
  • 環境・エネルギー工学コース: 環境汚染や資源の問題は機械工学の発展が原因の一つと言えるが、これらを解決するのも機械工学である。福祉も含め、人間に関わる問題を解決するための分野を学ぶためのコース。
    TD:6, HE:10, CR:4単位
  • 設計・生産工学コース: 機械工学の基本である「動くものづくり」に必要な、動きの基礎理論、イメージを形にするための設計、構造に不可欠な製図や工作を中心に、機械を広く学ぶためのコース。
    TD:10, HE:4, LS:2, CR:4単位

これらの単位数をみてわかることは、それぞれのコースが4群の一つと密接に結び付いていることです。それと同時に、一つの群だけではなく、複数の群の科目を必要とすることです。これは、機械という分野は(工学全般ですが)一つの専門でどうにかなるものではなく、ある程度幅広く知る必要があることを意味しています。

また、「ものづくり」にかかわるTD群は必ず2単位、「知的」に関わるCR群は4単位、どこのコースでも必須です。これは、「機械知能工学科」の目的にかなっています。

さて、それぞれの図の見方です。まず、コースに関わる主要な注目すべき科目が濃く表示されています。このコースでこれらを必ずとらなければならないというわけではなく、ここに注目してください、という意味です。

さらにこれらの科目が、「コースに密接に関わる群=自群」とその他の「他群」という表記で、色分けされた線つながれています。これは「ある科目を学ぶため、ある科目が必要である」「ある科目とある科目で学ぶ内容には関連がある」ことを意味する線です。線が太いほど重要度がまします。これは「代表的なもの」だけを書いてあるため、ほかにも関連はいろいろあることには注意してください。

たとえば情報・制御工学コースのロボット基礎工学の左下に延びている線をみると、機構学と線形代数学、メカトロニクスIにつながっています。ロボット基礎工学は、おもにロボットを動かすために必要な数学理論を学びます(ものとしてのロボットの作り方ではありません)。数学はなんでも基礎ですが、とくに、3次元を扱うために線形代数の行列とかベクトルを湯水のように?つかいます。そのため、敢えて線が引いてあります。その解析対象は関節でつながったメカだったりするため、メカについて学ぶ機構学も基礎知識となります。ロボットの技術を学ぶわけではありませんが、知っていると具体的なイメージが湧きやすいということで、メカトロニクスにもつながっています(が、良く見ると線は細い)。

その右の線の先にあるロボット開発工学はみるからに発展科目のようです。これはロボットというものを一式考えるための科目です。そのため、機械の基礎専門、制御、メカトロニクス、設計工作など、広範囲な科目に線が延び、それらを知った上で総合する、ということをねらっています。いわば、このコースの集大成的な科目です。

他のコースを見てみると、人間・生体工学コースは比較的似た傾向があります。これはある意味同じターゲットを機械の側から見るか、人の側から見るかという違いによるもので、密接に関わりがあります。それに対して、環境・エネルギー工学コース、設計・生産工学コースは、濃く表示されている科目は少なめで線もまばらです。これは、コースの中核となる部分がそれほど多くなく、選択の余地が広いことを意味します。この図で示されたような中核の科目に加え、自分のやってみたいことにあわせて肉付けをして、規定の単位数を満たしていけばいいことになります。そのとき、他のコースの図の、その科目のところを良く見てみてください。その科目を学ぶために必要な科目が見えます。

まとめ

このように、シラバスにうじゃうじゃのっている科目はただ並べてあるわけではなく、関連性が存在します。

高校までは選択と言っても余地は少なく、そもそも科目数があまり多くありません。

大学では、卒業要件に従う限り、どの科目をとるかの選択の幅は非常にひろく、悩むかも知れません。しかし、各科目にはそれぞれ関係する科目があります。自分がどういう興味で機械を学ぶか、それがわかれば、そこからどの科目を学べばいいかがわかってきます。その依存関係をたどると、1年生の科目の多くにたどり着きます。これを考えれば「なんの役に立つかわからない」ということなく「必要なんだ」という理解の元で学ぶことができるでしょう。

各科目がどういった科目を必要とするか、細かいところが気になる人は、授業担当の先生を訪ねてみてください。上の学年のシラバスは、直接は関係しないものの、ほとんどの場合は翌年以降も同じ教員、同じような内容で実施されます。参考としてのぞいてみるといいでしょう。

これらの図は印刷するにはあまりよくありません。印刷したり、細かい部分をよくみたい、と言う場合は、

をご利用下さい(Acrobat Reader 5.0以降必要)。

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東北学院大学 入試部入試課
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