東北学院大学

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工学部 機械知能工学科

高度な研究事例

高出力レーザ加工の応用展開

深海及び原子炉内などの劣悪環境下における不特定構造物の除去処理技術の確立

松浦 寛 教授

現在の超精密加工は、塵も埃もないクリーンルームの中に置かれた繊細な装置で加工されています。ところが、現実はそのような綺麗な場所だけではありません。例えば、深海は水圧が高く、通常の加工装置はそこに持って行くことさえできません。また、大気中であっても、福島第一原子力発電所の1号炉の中は高濃度の放射能に汚染されているため、加工装置を制御する電子部品はすぐに壊れていまします。このような劣悪な環境下で構造体や装置が壊れて取り出せなくなると作業が進みません。そのため細かく破砕して取り除く必要があります。我々は、数キロワットのエネルギーを狭い面積に集中させることができる高出力レーザを用いて、どのような条件下でも物質を昇華させて除去する光技術の基礎研究を民間企業と共同で行っています。