本学科の教育
制度・方針
大学ではどのように学ぶのか
1. 勉強の仕方は原則として自由ですが、専門教育科目には履修モデルとしてのコース制があります
大学の生活は、高校までの生活とは大きく違っています。勉強面に限ってみても、授業を受ける人数が多いこと、授業が90分で内容や進め方も先生によっていろいろであること、出欠をとらない先生もいること、授業で使うテキストの内容、試験の多くが論述であること、など、数えきれないほどです。そこで、2006年度からの新しいカリキュラムでは、まず、「大学生活入門」という科目で、大学ではどのような生活を送ればよいのかについて、分かりやすくていねいに説明します。
「大学生活入門」の授業でも触れられるはずですが、大学が高校と一番大きく違っているのは、必ず勉強をしなければならない科目(必修科目と言います)が少なく、勉強する科目を自分で選ぶのが原則になっていることです。自分で選べることは、よいことばかりとは限りません。自分で自由に選べる代わりに、選ぶ基準が何もないと、選ぶのに迷ってしまう人も数多くいるのです。
そこで、専門科目を選ぶための指針とするため、コース制をとっています。コースの数は、法科大学院に進学する人のための法曹養成コースをつくったので、2006年度からは1つ増えて6つになりました。ただ、コース制と言っても、法学部の場合、2年生になるときにコースを選択しますが、一度コースを選ぶと卒業までそれに縛られてしまうといった厳しいものではなく、進路や問題関心にしたがって重点を置く分野と勉強の方向を考えてもらうための ,履修ガイドです。
2. 専門科目を学ぶための基礎力をつけよう
法学部の専門科目は、高校までの勉強ではまったくなじみのないものばかりで、そのうえ、「覚える」ことよりも「考える」ことが重視されますし、授業やテキストでは、他の分野では目にしないような独特の用語や考え方が、当然のように使われます。高校までの勉強とのギャップが、他の学部よりも大きく、戸惑う人が多いのも当たり前です。そこで、法学部では、専門科目を勉強するのに必要な基本的な知識、法学部で使われる物事の考え方などを身につけてもらうために、3つの導入科目(「法過程入門」、「実定法概論」、「法的思考入門」)を、1年生の人たちに勉強してもらっています。
「法過程入門」では、現実の紛争の中で法がどのような形で働いているのかを勉強します。「実定法概論」は、公法(憲法、行政法など)、民事法(民法、商法など)、刑事法(刑法、刑事訴訟法など)という主要な3つの分野を大まかに紹介します。「法的思考入門」が目指しているのは、二つのことです。一つは、日本語で書かれた論説文の論理を分析し、要約し、反論を書くという、法律学・政治学を含む社会科学を学ぶ上での基礎となる能力を身につけることです。もう一つは、法的思考の基礎を学ぶということです。導入科目を通して身に付いた基礎力は、1年生の後期に始まる基礎演習によって、さらに充実するはずです。
3. 専門科目を生かすための教養も幅広く勉強しておきましょう
法や政治という現象を詳しく見てゆくには、その背景となっている人間の心のあり方や、人間があつまった社会や組織のあり方、さらには自然科学に関する生きた知識を、幅広くもっている必要があります。緻密な法的論理も、教養教育科目に含まれる他の学問分野で得られた知識や洞察を前提として組み立てられていますし、外国語科目も、皆さんの視野を広げてくれるでしょう。特に、「韓国・朝鮮語」は、すぐ隣の国と交流したいと考えている人たちにとっては、とても魅力的ははずです。
4. 各種検定試験の成績でも単位がもらえます
法学部の新しいカリキュラムでは、外国語の技能検定試験で一定以上の成績を取ると、大学での試験を受けなくとも、外国語科目の単位がもらえます。また、入った大学に関係なく法学部での勉強の成果を試す「法学検定試験」2級に合格すると、一定の条件のもとで、「法学専門技能」という専門科目の単位を認定される仕組みになっています。
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