東北学院大学

文学部 歴史学科

教員紹介

教員プロフィール

政岡 伸洋 教授(民俗学・地域社会の研究)

研究テーマ

歴史的変化にも注意しつつ、マイノリティや韓国の事例も対象に、新たな民俗理解のあり方を考えています。

研究トピック
東北地方で民俗を考えることの意義 ―暮らしの変化との関連でその意味を問い直し、新たな民俗理解へ―
観光利用も現代民俗の特徴の一つ

観光利用も現代民俗の特徴の一つ

民俗といえば、昔から変りなく受け継がれてきた、古き良き日本人の暮らしの文化というイメージがありますが、詳細にみていくと時代によって大きく変化し、必ずしもそうとは言えないことに気づかされます。民俗とは、暮らしのあり方を反映したものであって、社会が変われば当然変化します。特に東北地方の場合、近代以降に変化したり新たに創られたりするものが多く、それがわかりやすく現れている点に特徴があります。このような民俗イメージの問い直しは、民俗学の常識をも覆す可能性を持っており、ここに東北地方で民俗を考える意義の一つがあるのではないかと考えています。

政岡ゼミの卒論例
  • 「民俗芸能の伝承活動に対する地域の認識 ―宮城県旧秋保町「長袋の田植踊」を事例に―」
  • 「沖縄県都市部における「民間霊園」の受容と墓前祭の変化 ―那覇市を事例に―」
最近の著作
図解雑学 こんなに面白い民俗学
  • 「被差別部落における文化資源の活用と「民俗」」『ふるさと資源化と民俗学』吉川弘文館 2007年
  • 『仙台の祭りを考えるための視点と方法』大崎八幡宮 2010年
  • 「暮らしの文化と復興に向けての課題」『21世紀ひょうご』12 2012年