研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

電気工学専攻
ワイヤレス情報通信研究室

鈴木 利則

鈴木 利則 教授

学位:博士(工学)

快適でつながりやすい無線通信方式や
ネットワークの研究を推進

スマートフォンや無線LANをはじめとした無線機器が急激に増えています。本研究室では、有線のように快適でつながりやすい無線通信方式やネットワークの研究を進めています。

研究テーマ
ブロードバンド移動通信方式と無線制御、ソフトウエア無線と無線LANの応用
研究キーワード
無線通信方式 無線通信ネットワーク 携帯電話システム セルラーシステム など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
「若き数学者のアメリカ」(藤原正彦)新潮文庫
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
30歳前後の頃の著者が数学者として外国に渡り,日々葛藤しながら成長していく様が描かれている。高揚感や仲間との連帯感を感じる時もあれば,孤独感や疎外感や劣等感に悩まされる日々もある。そのような時,著者はどのように感じて,どんな行動をとったのか?それは失敗だったのか,何らかの打開になったのか…?話としても面白いし,若き日の生き方として参考あるいは刺激になると思う。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
うーむ。ここに書けるような事は思いつきません(笑)。研究や趣味以外で敢えて言えば,テレビやラジオの番組でしょうか。インターネット時代ではありますが,BSや深夜の時間帯に多いニッチな番組も含めて面白い発見があります。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
研究によって新しい価値が生まれるということ。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
もやもやとしていた考えやアイデアが整理されて明確になり、有意義な結論に達したとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
徹底的
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
ゼミを頻繁に行っています。比較的活気のある研究室だと思いますが,本来なら学生に聞いて欲しいです(笑)。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
5G(第5世代)移動通信方式
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
人中心の移動通信から,移動するモノ(ロボット,無人飛行機,自動運転車など)がオンラインでつながります。高信頼な無線通信により,多数の無人飛行機や自動車が遠隔操作されて物や人を運ぶ時代が来るかもしれません。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
電気通信が社会で果たす役割の尊さと電磁波の不思議に昔から惹かれていた。自分の専門性も高めたかった。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
前期1年は学業以外にもある程度の時間をかけ見聞を広めた。2年に上がる頃より学業に専念し、研究テーマや解決手法も自ら模索するなど苦労しつつ研究職に向けて自信をつけた。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
当時の研究を完遂し早く実用化に結び付けること。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
ほとんど全ての機器に無線デバイスが搭載され、どこからでも操作でき、また状況を知ることができる。機器同士が通信し、その人にあった「もてなし」や「働き」をする。