研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

機械工学専攻
熱流動シミュレーション研究室

小野 憲文

小野 憲文 教授

学位:博士(工学)


超音速ジェットのシミュレーション結果(上/マッハ数 下/圧力)

「流れ」と「人」とのインターフェースに
着目して多彩なシミュレーションを実施

多彩なシミュレーションを実施して「流れ」と「人」とのインターフェースに着眼した研究を行っています。これらの研究は宇宙システム工学や電気化学工学などの幅広い分野にも応用できます。

研究テーマ
複雑な熱流動現象の数値シミュレーションに関する研究
研究キーワード
快適空調制御 マイクロブロア 熱流動可視化 など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
『宮本武蔵』吉川英治 著
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
著者は「三国志」を日本に広めた人としても知られています。こちらもおすすめです。「宮本武蔵」は、もともとは新聞連載小説であり、大衆小説であったようです。息をのむ文章による精巧な描写は、工学研究の道に通じるかもしれません。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
「音楽定額配信サービス」 もう月額千円前後でいろいろな楽曲が聴ける時代となったようです。これでCDなどの従来メディアはどこまで生き延びることができるのでしょう?時代を席巻するクリエイティブな新曲が生まれるのか?今後、注視していきたいと思います。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
データが変だな?と感じたら、ほとんどの場合、それほど難しくない原因があります。あきらめない根気も時には必要です。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
ソフトウエア、ハードウエア、研究成果など、自分が思い描いたモノに近い新しいアイテムを手に入れることができたとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
中途半端で終わらせず、自分が考え付く最善の方法で進めること。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
学生の興味に合わせて研究内容も日々変化してもよい自由度と対応性を有した研究室です。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
複雑な熱流体現象の数値シミュレーションとその可視化に関する研究。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
幅広い分野へ応用可能であるばかりでなく、視覚的にも興味を引く結果・表示法を目指します。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
自分の特技でもあるコンピュータプログラミングの知識を研究でも生かしてみたい。大学の講義でコンピュータ支援技術の講義を行いたいなど。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
研究以外にも興味を持ってそれを研究に生かそうと思っていたなど、頑固で融通の利かない面もあったと思います。また、後期課程では終日研究のことを考え続けていたと思います。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
自分が思い描くものを作ってくれる機械の実現。コンピュータの中だけでのヴァーチャルな世界とは違い感動があるでしょう。この一部は3Dプリンタによって可能となってきました。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
人類の本格的な宇宙進出。この夢をはせるためには地に足をつける、すなわち地球を大切にすることでしょう。未来に抱く「夢」は平凡な現状維持でよいのかもしれません。