研究室INDEX

工学専攻科は4つの専攻で構成され、次世代のテクノロジーを担う人材を育成しています。

機械工学専攻
精密加工研究室

斎藤  修

斎藤  修 教授

学位:博士(工学)


3次元測定機によるモデルの計測説明

最新技術を用いて目に見えない
表面や内部の欠陥を検出する

CADでコンピュータ上に描かれた3次元のデジタルデータを、CAMによるNC(数値制御)工作機械を用いて加工しながら実在する“モノ”を生み出す。それが私たちの研究です。

研究テーマ
NC工作機械および超音波による工業材料の加工に関する研究
研究キーワード
超音波加工 CAD/CAM 放電加工 研削加工 NC加工 など

先生はこんな人 - Personal Data -

学生に読んで欲しい本を1冊ご紹介ください。
『日経ものづくり』
その本を読んで欲しい理由を教えてください。
工業製品開発のプロセスがつかめるから。
現在気になっているコト・モノと、その理由を教えてください。
常に創意工夫を心がけること。
研究を通して学生に伝えたいことは何ですか?
・日本経済と少子化問題。
・経済がよくならないと自由で発想豊かなものづくりが出来ないから。
研究に取り組んでいて、楽しいと感じる瞬間は?
新しい発想すなわち“ひらめき”が浮かんだとき。
研究に取り組む上でのモットーは?
何事も楽しく明るく前向きに、そして“速く”、“安く”しかも“精度良く”。
研究室の雰囲気や特徴について教えてください。
自由な発想で「ものづくり」が出来る研究室を心掛けています。ゼミでは安全性や環境を考慮した設計について自由討論しています。
今一番力を入れて取り組んでいる研究をひとつ教えてください。
セラミックス材料の精密加工。
その研究が実用化されると将来どのように活かされるでしょう。
耐熱性、耐摩耗性そして耐食性に優れたセラミックス材料は原子力をはじめとするあらゆる産業分野で使用されています。しかし、難加工材料のためコストが金属材料と比較して数倍もかかっています。それを低コストで得られれば多く普及し、製品の寿命と信頼性が増し、私たちの生活がより快適になります。
先生ご自身が大学院を目指すきっかけは何でしたか。
機械加工の実験がとことんできるから。
先生ご自身はどんな大学院生でしたか。
回りに院生があまりいなかったので静かで地味な学生でした。当時、真空管のアンプなどをこつこつ製作していました。
大学院生時代、どんなことに夢を抱いていましたか。
造船、航空機、自動車、鉄道など何か大きな機械と呼ばれる「もの」を作ってみたいと思っていました。
研究を通して、今先生が未来に抱く「夢」とは。
より安心して住み良い社会にする事。それには経済的に十分な収入が得られ、精神的にも安定できるようにする事。これらを満足するような機械の開発に携わりたいと常日頃考えています。