東北学院大学

法学部

法学部設置50周年記念講演会

2015年06月01日

 5月15日(金)東北学院大学創立記念日に、法学部設置50周年記念行事が二つ開催されました。一つは、記念講演会。元最高裁判所判事・東北大学名誉教授の藤田宙靖先生による「『裁判と法解釈学』再論-小田中聰樹氏からの批判を手掛かりとして-」と題するご講演が、土樋キャンパス8号館押川記念ホールで開かれました。事前の呼びかけが功を奏したのか、520名もの方が来場し、座席に座りきれない聴講者が脇の階段に座りこんだり、立ち見のままの人もいるありさま。押川記念ホール始まって以来の来場者になりました。

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 折角遠方からお越しくださった方には、あるいは窮屈な思いを抱かせてしまったかもしれません。この場を借りて、ご来場への御礼とともに、不手際をお詫びいたします。
 ご講演内容は、藤田・小田中論争の一環としてのものでしたし、裁判の本質や法律学の役割をめぐるかなり専門的な内容でした。

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 一般聴講者には若干難しかったかな、と思わないではありません。しかし、ある授業で、講演会に参加した学生から感想を聞いたところ、「どれほど理解できたかは自分でもわからないが、お話は大変興味深かった」とのことでした。真剣に耳を傾けた学生には大きな印象を与えたことと、確信をしています。
 尚、夕方の祝賀会には出席できないけれども講演会には参加したいという、法学部1期生3名にお目にかかり、しばし立ち話をする機会もありました。今回の行事が懐かしい同窓生との再会の機会にもなったことと思います。

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祝賀会については、別途ご報告します。