東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(10)

2015年09月24日

【研究所】
 9月4日に、お世話になるDuttge先生とようやく直接お話をする機会を持ちました。実に親切な方です。一緒に助手の3名もご紹介して下さり、共にお話をすることが出来ました(http://www.uni-goettingen.de/de/team/19539.htmlに助手の方々も含めた顔写真が載っていますが、メンバーは一部変わっています)。驚いたことには、中央大学のT先生が当地に来ておられ、ご一緒させて頂いたことです。お目にかかったばかりなのに、明日帰国されるとのことでした。
 150924-2-2.JPG大学内の規則は時に応じて変化しているようです。図書館への入館方法、コピー券の購入方法等、いくつかの種類のNachweisが必要とされるようですが、すべては来週以降の課題です。7日月曜日10時には、学生さんがキャンパスを案内してくれました。第4セメスターに在籍している彼女は、同時にDuttge講座の学生お手伝いのようなこともしています。150924-2-1.JPG
 研究室のある同じ階に個別図書室があり、4階は公法と刑法双方の一般書を集めています。内部に入ると更に階段があって、5階が刑法、3階が公法と、分野別に専門書が置かれています。その他、法学部全体の図書館(特に民法関連書が多い)があるばかりか、全学的図書館もあります。個別の研究所が更に分化していますから、それぞれに小さな独自の図書室を有している点も、日本とは違うところでしょう。
 客員研究員室(128号室)(研究室1と研究室2の写真参照)を使うのは、私とトルコ人の女性刑法学者だけ。彼女はきれいな、文法的に正しいドイツ語をゆっくりと話してくれます。彼女も又、大変親切な方です。総じて、研究所はフレンドリーな雰囲気に満ちており、だからこそ海外から多くの人を引きつけるようです(しかし、なぜか女性が多い)。但し、建物自体は味気ない。

法学部教授
陶久 利彦