東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(12)

2015年10月01日

【喫茶店】
 9月6日の日曜日は雨模様の曇り空。実に寒い。外に出かけるのをためらうほどの天気でしたが、ゲストハウスに一日中ひきこもっ ているのもどうかと思い、お昼過ぎに町中の喫茶店をめざしてバスに乗りました。市内探索作業はしばらく続きます。日曜日は1時間に2本しかバスが走りませ ん。頃合いを見計らってバス停に向かうのですが、バスはたいてい2,3分遅れでやってきます。でも、運転手さんは愛想が良く、私が乗り込むときには Hallo!などと挨拶をしてきます。151001-1-1.JPG151001-1-2.JPG挨拶は友好の印ですね。
 15分弱で町に中心部Marktに到着。当地に来てはじめて、観光名所でもある旧市庁舎や立派な教会を見上げました。有名な「がちょう姫」の像も確認しました。市内のあちこちに結構古い建物が残っています。建物保存関係の行政措置なども、興味深い研究対象になるかもしれません。旧市庁舎から北に数分歩くと、『地球の歩き方』にも載っているCron & Lanzという喫茶店に着きます151001-1-3.JPG。ケーキやクッキーも作っていて、2階でお茶を飲みながらケーキを楽しむことが出来ます。
 比較的小さなカンネのコーヒーを2つ頼み、妻と私とで異なったケーキを注文して、ゆったりとした贅沢な時間を過ごしました。ケーキとお茶は人を豊かにします。一方で、シリア等からの難民がミュンヘンに大挙して押し寄せたというニュースも流れています。彼らにも又、いつかこのような時間が訪れることを願うばかりです。151001-1-4.JPG

法学部教授
陶久 利彦