東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(13)

2015年10月06日

【税務署】
 先週、日本から送った荷物の一つが税関に引っかかったとの連絡が、研究所気付で届きました。そこで7日午前中にキャンパス案内を学生さんにして頂いた後、バス路線を確認しながら税務署に行きました。職員は、荷物の一つを出してきて中身を確認します。どうやら、飲む薬品が問題だったようです。風邪薬、便秘薬、うがい薬等がやり玉に挙がりました。これらはドイツ国内に送付してはいけないとの説明がありました。Verboten!(=禁止)です。荷物を送り主(=つまり日本にいるはずの私)に返送するか、あるいは薬を破棄して残りだけを今持って帰るかのいずれかしかありません。151006-2_01.jpgやむなく後者を選択し、衣類等のみを持ち帰ることにしました。親切にも、「タクシーを呼んであげようか」、と言って下さったので、ありがたく厚意を受けました。
 やがてやってきたタクシーは、おばさん運転のVWワゴン。運転はへたくそで、マニュアル操作がなめらかでないためにぎくしゃくします。珍しく渋滞に引っかかると、「いつもはここは空いてるんだよ。今日は工事のためにこんなに混んでるんだ」などと、荒っぽい口調で説明をしてくれました。学期が始まる前は学生が少なくなるので、工事をしているとのこと(以上の要約は、すべて推測です)。変なタクシーを呼んでくれたものだと思っていましたが、ゲストハウスに着いたときにはにこやかに「チュース」と言ってくれたので良しとしましょう。

法学部教授
陶久 利彦