東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(14)

2015年10月16日

【荷物の搬送】
 9月8日は、いよいよ荷物の搬送です。研究室の机を占領していた11箱の段ボールを、研究所からゲストハウスまで運びます。数日前に助手の方から紹介されていたレンタカー会社2社のうち、Meyer's Miet-Mich GmbHという荷物運搬車専門レンタカー会社にメールで予約を済ませ、8日10時から5時間、車を借りることにしました。
>>  ホームページ掲載の会社の場所を地図で確認し(http://www.meyers-miet-mich.de/)、通学路の途中でバスを降りて10分ほど歩きあれこれと探しました。しかし見つけることができません。よくあることです。そこで、路上駐車をしている方にお聞きして確認。やっと会社にたどり着きました。
 実物は、・・・大きい! マニュアル車であることは承知していたものの、トラックほどの大きさでうまく操縦が出来るかどうか、不安が募ります。Rollbrettという荷物運搬用手押し車も借りて、研究所に向けていざ出発。ところが、1速から2速へのクラッチ操作が全くうまくいかず、ピコピコと警告音が鳴るばかりか、頻繁にエンストを繰り返します。そちらに気を取られると、今度は道路端に駐車している車に当たりそうになります。151016-5_01.jpg助手席から時折響く妻の悲鳴をもろともせず、何とか大学構内の駐車場に入場。車から降りると、クラッチ板が傷んだのか焦げ臭いにおいが車の周辺に充満しています。
 研究所のHausmeisterからもっと大きな手押し車を借り、151016-5_02.jpg2度ほど往復して荷物をすべて詰め込みました。その後、ゲストハウスへもよたよたしながらたどり着き、荷物搬送後、早々に返却しました。値段の安い会社を選んだのですが(手押し車と保険も含めて約65ユーロ)、その分スリリングな一日でした。ともあれ、無事故で荷物を運べただけでも大勝利。夜には、当地に来て初めてのビールで乾杯といきましょう。

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法学部教授
陶久 利彦