東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(21)

2015年12月02日

【語学学校】
 妻の語学学校のことを少し考え始めました。彼女は30年以上前にドイツの学生資格を取ってはいたのですが、何せその後ドイツ語に接する機会を全く持っていません。会話はそれなりに可能ではあるものの、もう少しきちんと勉強した方が良いのだろうかと思い始めたのです。ゲッチンゲンには4~5箇所くらい、ドイツ語を学ぶ学校があります。一つは、言わずと知れたGoethe Institut、二つは、大学と提携している外国新入学生用のプログラム。更にはVolkshochshuleという市民向け講座のようなものもあるかと思えば、冬学期前に集中的にドイツ語を勉強する大学提供のクラスもあります。しかし、時期的にも、コースとしてもそして場所的にも一番良いのではないかと思われたのが、TANDEMという学校です(http://www.sprachzentrum.de/cms/1/sprachzentrum/)。
151202-2_01.jpg 偶々、市場(Wochenmarkt)を探していて学校が見つかったので、勇んで「Hallo!」と入ったところは眼医者さん。学校は地下でした。ちょうど休憩時間ということでしたが、校長のような方がにこやかに対応してくれました。いろいろと説明をしてくれます。「1コマの授業時間は45分です。これは、小学校から大学まで同じ」らしい(確かに、私も90分授業の間に中休みを入れています)。毎月曜日に試験をし、適切なコースを決めて対処するとのこと。1クラス6~10人にし、数がうまく収まらないときには、その都度工夫をするとのことでした。1日3~4コマの授業(と聞きました)。ドイツの医師免許取得を目指す人やツアーガイドを志す人向けのコースもありますし、全くドイツ語を知らない段階から1年後には大学入学資格取得にまで持って行くコースもあるそうです。当然、かなりの難関です。若い人にとっては、こういうところでドイツ語に触れ、文章を作り話す練習をするのは良いのかもしれません。世界各地にお友達もできることでしょう(写真は学校が入っている建物)。

法学部教授
陶久 利彦