東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(22)

2015年12月07日

【学生たち】
 冬学期の授業は冬時間に変わる10月25日(日)の翌日26日から始まります。日本に比べると随分遅いのですが、その分、終了は来年の2月前半までですから、日本より1ヶ月くらい後ろに学事暦が移動しているという形でしょうか。では、学期が始まっていないこの時期に学生は何をしているのでしょう?
151207-3_01.jpg 一つは、新学期に学生資格登録を目指している外国人がいます。難しい入学試験に合格すべく、語学研修に励んでいます。大学が提供する語学コースは、9月はじめ段階で既に満杯です。
 9月19日(土)には、学生会館で新入生向けのガイダンスが行われていたはずです。情緒溢れる旧市街中心部から東側に300メートルほど歩くと、壁一面にべたべたと張り紙をしている小汚い建物が見えてきます。それが当センター。いかにも学生会館らしい。秋の深まりと共に、徐々に冬学期への足音が聞こえてきます。10月にも、新入生を案内する催しがキャンパスのあちこちで見受けられました。(写真は歴史学科案内→)151207-3_02.jpg
 難民への支援ボランティアをする学生もいるようです。教育学部の学生たちが、難民にドイツ語を教える手伝いをする準備に取りかかっているとのニュースも流れています。
 勿論、研究や国家試験対策をしている人に休みはない、と言っても良いのでしょう。法学部卒の称号を得るための国家試験が大学での試験と余りに乖離しているとの批判は、ドイツでも盛んです。

法学部教授
陶久利彦