陶久教授のドイツのクリスマス・レポート#1
2015年12月08日
【クリスマスマーケットその1:ハノーファー】
11月25日からドイツ各地では、クリスマスマーケットが始まりました。パリでのテロ以降、人の集まるところでは何か不穏なことが起こるのではないかとの懸念もありますが、このマーケット無しにドイツ人は生きていけないのでしょう。
11月末に、ゲッチンゲンから特急列車で40分弱のハノーファー(=ニーダーザクセン州の州都です)に行きました。ハノーファーは50万人を超える都市ですから、一箇所だけでマーケットが終わりというわけではありません。駅前にそこそこのお店が並んでいるかと思えば、駅から続く長い歩行者天国の終点あたりに大きなシンボル的設備を整え(写真←)、その付近にも何軒かのお店が客を待っています。かと思うと、旧市街のマルクト教会付近にも小規模マーケットあり。他にも、街のあちこちにマーケットが開かれているようです。
さて私達はと言えば、色々と冷やかした末、結局、天使の木彫り人形を一つだけ購入(写真は駅前のクリスマスマーケット↓)。ここで、物乞い二人に会いました。二人ともスカーフ姿の若い女性です。ぬっと手を突き出して、缶にお金を入れるよう要求します。こんな露骨な物乞いも珍しい。「クリスマスだから施しを!」というわけでしょうか。
法学部教授
陶久利彦