東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(26)

2016年01月26日

【Sprechstundeと情報化社会】
160126-1_01.jpg 10月22日の滞在許可申請についてもそうですが、ドイツの事務手続で結構時間を取る種類のものは、すべて面談時間(Sprechstunde)を予約してから行うようです。担当者に対して申請者が多ければそうせざるをえないという事情は理解できますが、申請者側からすると、結構待たされることになります。滞在許可申請の場合、その手続日時の予約は電話のみの対応(写真は、自宅の電話とテレフォンカード)。メールでは不可。しかも、電話は月曜日~水曜日14時~15時30分しか受け付けません。何だ、これは?
160126-1_02.jpg ですから、大学や役所の手続をするにも、まずはネット環境を整え、プリンターを用意し、電話(handyと呼ばれている携帯電話も含む)を使えるようにしなければなりません。情報化社会が当たり前の人たちにとっては、歓迎すべきことなのでしょう。昔に比べて、確かに便利と言えば便利。しかし、便利になるすべを探すのに苦労する人にとっては些か不便です。特に、未開人のまま年寄りになった身には少々荷が重い。

法学部教授
陶久利彦