東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(27)

2016年02月08日

160208-2_01.jpg【授業開始】
 10月26日(月)、授業が始まりました。すべてネット上で担当教員の授業曜日や教室が公開されています。加えて、講義室棟前には掲示板で各学部の授業予定が明示されます(写真右)。おっちょこちょいの学生にとって、これは便利。
 本日は、von der Pfordten教授の「法哲学入門」を受講しました。12時から14時までということですが、12時前から教室では別の案内が行われています。12時になっても教授は現れず。やっと、12時10分過ぎに教室が空いたので、次々と受講者が入室します160208-2_02.jpg(写真左は授業開始前教室近くでたむろする学生達)。急な階段教室に約120名ほど(写真下は授業前の様子)。どういう関係なのか分かりませんが結構な年配者も数名いますから、私だけが浮き上がることはありません。受講者は、法学部生だけではなく他学部生にも開放されているそうです。
 基本的に講義Vorlesung形式で授業は進みますが、受講生との質疑応答が結構な時間を取ります。感心するのは、教授の質問に対してよく手が上がることです。質疑応答は活発で、160208-2_03.jpg教員と学生はいかにも楽しそうに会話をしています。愉快な笑いがわき上がるかと思えば、真剣な説明と議論が展開し、全体としてメリハリがついています。授業は、13時45分頃に終了しました。つまり、90分授業ということです。ただ、授業内容はあくまで「入門」です。教授の説明によれば、別の少人数授業でテキストを一緒に読むことによって初めて講義内容の理解が進むとのこと。別途予定されている夜遅くの小人数授業にも参加するよう、学生を促していました。

法学部教授
陶久利彦