東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(28)

2016年02月15日

【Goettinger Lieteraturherbst】
 10月3日(土)に初めて中に入った旧市役所には、Tourist Informationがあり、そこに様々な催し物のチラシが置いてありました。その中にGoettinger Lieteraturherbstという興味を引く冊子があったので頂いてきました。160215-2-1.jpg
 今年で24回目を迎えるというこの催しは、タイトルからすると文学関係の人たちが寄り集まり、有名な作家さんの自作朗読や談話などを楽しむもののようです。ところが、冊子の案内を更に詳しく見ると当初の印象は若干変わります。10月9日から18日までの間に全部で54の講演やそれに類いする催しが予定されていますが、タイトルに即した文学関係者の講演ばかりが提供されるのではありません。若き天文学者や数学者、ジャーナリスト、歴史家、政治家、音楽家、サッカー関係者等、実に多彩な人たちが自分の作品や仕事について語り、聴衆と議論をし、市民の知的好奇心に応えるようです。
160215-2-2.jpg しかも、開催場所はこの街だけではなく、近隣の街にも広がっています。先日訪れたハン・ミュンデンに加えEinbeck,Duderstadtなどの街でも人を集めるとのこと。それぞれの参加費は15ユーロ前後と若干高めですが、是非どれかに参加してみたいものです。会はたいてい夜7時開催です。欲を言えば、法律家が加わって文学との関係に一石を投じてほしい。(写真は、http://www.literaturherbst.com/fotos-2015.htmlから転載)

法学部教授
陶久利彦