東北学院大学

法学部

陶久教授のドイツ留学日記(52)

2016年05月06日

【バスの乗車マナー】
 研究所まではバス通勤にしていますから、ほぼ毎日バスを利用します。すると、乗客の態度が折りに触れ、目に付きます。
 席に余裕があるとき、たいていの人は隣席に自分の荷物を置きます。ところが驚くことに、車内が混み合ってきても荷物を片付ける人は稀なのです。段々と混雑が増し立ったままでいる人が押し合いへし合いしていても、われ関せずとばかりに自分の荷物を乗客に見立てたまま。そんな光景をよく見ます。総じて女性に多いと思うのは、私の偏見か?かと思うと、愛犬を連れて乗車した人が犬を通路に座らせ、自分は席についたままでいることもあります。しかもその座席はと言えば、乗車口に近く、停車のたびに人々がバスの中に次々と乗り込んできます。そのつど乗客は犬を跨いだり避けたりして、ようやく中へと進みます。しかし、当人はこれまた知らんぷり。通路を隔てた別の乗客と犬談義を始めたりします。一体、ドイツ人の感覚はどうなってるの?(写真は、ゲストハウス近くの広場で遊ぶ犬)

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法学部教授
陶久利彦