陶久教授のドイツ留学日記(58)
2016年05月25日
【オースターの後は・・・?】
オースターの際に、ウサギや卵そして鶏の人形が祭られていることは、先に触れました。では、オースターが終わると何が登場するのでしょうか? 期待に胸を膨らませていたところ、一方では年間を通じての幸福のシンボル=テントウムシであり、他方ではこの時期特有のカエルでした。うーん、カエルが出てくるとは意外です。
日本と違って水田がありませんから、カエルの合唱は全然聞こえません。田舎育ちの私にとって、これは少し寂しい。しかし、カエルの王様というグリム童話は残っていますから、カエルがいないわけではないのでしょう。小川は流れていますし、池や湖も結構あります。季節からいっても、確かに無理とは言えません。
店頭にはカエルの人形やお菓子が並んでいます。これはこれで、この時期特有の雰囲気を醸し出しています。(写真は、カエルの王様と王妃のチョコレート、マルチパンのカエル、そしてテントウムシならぬカメムシ?)
法学部教授
陶久利彦