在独便り ーその4ー トリアの歴史ある建物
2018年07月13日
こんにちは。ドイツに留学中のR.Aです。今回はトリアと、その歴史ある建物について紹介したいと思います。
ドイツと言えば、ビールというイメージがまずありますね。しかしトリアはドイツワイン発祥の地。中でもモーゼルワインは一大生産地として有名です。
紀元前16年にローマ皇帝アウグストゥスにより建設されたトリアは、当時は第二のローマと呼ばれ繁栄した地域でもありました。そのため、約2000年の歴史をもつドイツ最古の都市としても知られています。トリアに多く点在するローマ時代の価値ある遺跡の中から2つを、ここでは紹介します。
まず、旧市場広場から少し歩くと見えてくるPorta Nigra(ポルタ・ニグラ)。ラテン語で「黒い門」という意味があり、外壁に黒い石が用いられた城門跡です。現在はトリアのシンボルかつ観光スポットになっています。
そして、旧市場広場から北へ道をたどると見えるTrierer Dom(トリア大聖堂)。ドイツ最古の大聖堂です。長い年月の間に修復や増築がなされ、ロマネスク、ゴシックなどの様式が組み合わさってできています。所々形も色もばらばらな外壁のレンガが、それをよく表しています。
この2つは、どちらもユネスコ世界遺産に登録されている貴重な建物です。街を見渡すようにどっしりと建っている姿には、何度見ても圧倒されます。
次回はそんな中心街から離れて、私が通うトリア大学についてのお話をしたいと思います。
ポルタ・ニグラ | トリア大聖堂 |