東北学院大学

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スペイン フェリペ皇太子から「共存共栄賞」(平和部門)を受賞 同窓生 加藤憲司さん講演会が開催

2011年12月21日

 12月15日、15時に榴ケ岡高校礼拝堂にて、スペインのフェリペ皇太子から「共存共栄賞」(平和部門)を授与された同窓生の加藤憲司さん(陸上自衛隊・ヘリコプター隊長)が、「東日本大震災及び福島原子力発電所への災害派遣活動について」と題して講演しました。当日は、榴ケ岡高校の生徒・教職員のほか、同窓生も講演会に参加し、東日本大震災の際、東京電力福島第1原発事故の発生直後に原子炉を冷却した様子や、住民の避難誘導に関する話を聴きました。
 加藤さんは、「共存共栄賞」に対して、日本全体が評価されて自分たちが代表していただいたものであり、自分たちが助けなければならないという使命感が先行して恐怖心は感じなかった、と話しました。また、自衛隊として、東日本大震災後の、福島原発事故が発生してからの対応を生徒達に詳しく説明し、特に、放射能モニタリングをして空中放水した際の説明や地上放水をした際の様子を動画と写真で丁寧に説明してくれました。
 放水活動後に地元の子ども達が絵を書いて送ってくれたり、被災した方々と協力して活動できた事が自身の励みに繋がったということでした。
 最後に榴ケ岡の生徒達に、「これから社会に出る中で大切なことは、『気概』と『強い気持ち』です。皆さんはこれから先、様々な困難があるかと思いますが、自分に何が出来るのかを考えて頑張って欲しい。皆さんが今後の世界、日本を支える人材になれるよう同窓生として応援しています」とメッセージを送りました。

 

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講演された加藤憲司氏                   生徒達は真剣に講演を聞いていました 

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加藤氏を囲んで湯本副校長(左)久能校長(右)      講演後には生徒から加藤さんに質問もありました

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最後に榴ケ岡生徒と記念撮影をしました