東北学院大学

新着情報

大学間連携災害ボランティアネットワーク主催シンポジウム 「東日本大震災と学生ボランティアの役割―大学間連携による取り組みとその課題―」 開催 レポート-①

2011年12月26日

主催:大学間連携災害ボランティアネットワーク
(青山学院大学、桜美林大学、関西学院大学、熊本学園大学、神戸学院大学、西南学院大学、中央大学、中部学院大学、名古屋学院大学、明治学院大学、山形大学、立命館大学、麗澤大学、東北学院大学)
協力:河北新報社、仙台市社会福祉協議会

111226-3-1.jpg

【開会 ― 基調講演】
 2011年12月16日(金)12:00から、東北学院大学土樋キャンパスにおいて、大学間連携災害ボランティアネットワーク主催シンポジウム「東日本大震災と学生ボランティアの役割―大学間連携による取り組みとその課題―」が開催されました。
 12:00からは、参加大学によるポスターセッション・パネル展が8号館3階、第1・2会議室でスタート。続いて13:30、8号館、5階の押川記念ホールで2日間にわたるシンポジウムがスタートしました。

111226-3-2.jpg111226-3-3.jpg

 星宮望学長の挨拶に続き、佐々木俊三・本学災害ボランティアステーション所長の挨拶のあと、阪神大震災から震災ボランティアなどを研究テーマとして取り組んできた、似田貝香門東京大学名誉教授の基調講演が行われました。
 約90分の基調講演中に徐々に客席の参加者の数が増え、基調講演終了時にはほぼ満席となる盛況でした。災害ボランティアの研究者としての立場からの提言と、被災地の人々との温度差にも配慮しながら、震災ボランティアのあり方、社会的機能としてのNPOやその歴史などを紹介していただきました。

111226-3-4.jpg

111226-3-5.jpg
東京大学名誉教授 似田貝香門先生

【セッション1
 セッション1では、震災ボランティアへの取り組みとその課題(1)として、参加大学の先生からの各校のボランティア活動を総括する報告と課題の提供が行われました。
関西学院大学の杉浦氏、青山学院大学の塚本先生、宮城学院大学の木口先生、明治学院大学の浅川先生、麗澤大学の成相先生の報告が行われました。

111226-3-6.jpg111226-3-7.jpg
関西学院大学の杉浦氏                    青山学院大学の塚本先生

111226-3-8.jpg111226-3-9.jpg
明治学院大学の浅川先生                   麗澤大学の成相先生

111226-3-10.jpg
麗澤大学の萱森氏

 指定討論者として共にテーブルについたのは、文部科学省高等教育局大学振興課教員養成企画室専門官の須原愛紀氏、河北新報社メディア局ネット事業部長の八浪英明氏は、東北学院大学の災害ボランティアステーションの学生達 が取り組んだ「情報ボランティア」についての高い評価を得ていることと、在仙の他大学も参画し始めていることなどを報告しました。本学経済学部共生社会経済学科の阿部重樹教授(災害ボランティアステーション副所長・仙台市復興会議委員)は、後期の授業開始に伴いボランティア参加学生数が低迷と話しながら も、やむを得ないこと、これから何をすべきかを熟慮することが肝心と述べました。

111226-3-11.jpg

 コーディネーターの本学経済学部共生社会経済学科の齊藤康則先生は市民活動・NPOの専門です。齊藤先生をして、コーディネートの必要がないほど内容の濃いセッションと言わしめた、現場での報告と直面するそれぞれの課題が浮き彫りにされたセッションでした。
 1日目のシンポジウム終了後、土樋キャンパス・礼拝堂で開催された「公開クリスマス」に参加する方もおりました。なお、シンポジウムの後は、20:00過ぎから東北学院サテライトステーションに会場を移し、参加学生や教職員による懇親会が行われました。

【パネルセッション会場風景】
111226-3-12.jpg111226-3-13.jpg
111226-3-14.jpg