2011年12月26日

12月24日、土樋キャンパスラーハウザー記念礼拝堂にて開催された「七尾旅人とU-zhaanのクリスマスツアーinTOHOKU」の仙台編が無事終了しました。

　今回のイベントは、3月以降福島や宮城などを幾度も訪れ、音楽で東北の人々の気持ちに寄り添ってきた七尾旅人とU-zhaanが「また東北に、仙台に来る」という約束を果たしに、また東日本大震災義援金募集プロジェクト「DIY　HEARTS」に集った1000万円を超える義援金を、直接東北に届けに行くという主旨で企画された東北ツアーの仙台編です。
　震災を乗り越えた場所である礼拝堂で、新しい年への思いを共有する場を持ちたいとの希望に応える形で、初の試みとなるラーハウザー記念礼拝堂でのイベントが実現しました。

　イブの夜にふさわしく雪のちらつくなか、卒業以来はじめて礼拝堂に足を踏み入れたというOB、県外から初めて学院を訪れた方など、続々と集ってくる450人以上の観客で、礼拝堂は満員御礼となりました。
　会場にはU-zhaanと交流のある漫画家で「モテキ」「アゲイン！」の作者である久保ミツロウ氏による似顔絵コーナーも設置されました。



　開演の18：00に七尾旅人が登場し、きよしこの夜のカバーからライブはスタート。ステンドグラスをバックに静かに、かみ締めるように歌い上げる七尾旅人に会場は聴き入っていました。
　ゲストにタブラ奏者U-zhaan、SAX奏者後関好宏が登場、3人によるセッションライブが始まると会場の熱気は上昇し、「Rollin`Rollin`」では仙台のHIPHOPユニット「GAGLE」のHANGERが飛び入りし、東日本大震災チャリティーソング「うぶこえ」で会場は大いに沸きました。

HANGER、後関好宏、七尾旅人、U-zhaan

　
　福島への想いを唄った「圏内のうた」、震災後に発表された「帰り道」と曲は続き、あっと言うまの2時間のライブが終了しました。

　雪の聖夜に、礼拝堂という美しい祈りの場所で響いた音楽は、一音一音が鎮魂とねぎらい、新しい年への希望に満ちたものでした。
　それぞれが震災を想い、様々な気持ちを分かち合い、これから先復興への長い永い道のりを少しずつ進んでいく意志を静かに、しっかりと確認しあったのではないかと思います。
 

　本公演はチャリティーライブとなっていました、来場者の皆様よりお預かりした募金はDIY HEARTSへ託されました。
　ご協力頂いた皆様、ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。



■DIY STARS
http://www.diystars.net/index.html
■DIY HEARTS
http://www.diystars.net/hearts/
■七尾旅人
http://tavito.net/
■U-zhaan
http://u-zhaan.com/