「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた菅野武先生の著書 「寄り添い支える 公立志津川病院 若き内科医の3・11」 出版
2011年12月28日
前・公立志津川病院内科医に勤務中、東日本大震災に遭い、その後、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のある100人に選ばれた菅野武先生の著書が出版されます。震災当時の様子を綴った著書、「寄り添い支える―公立志津川病院 若き内科医の3・11― 」(河北新報出版センター・河北選書)
平成10年東北学院高校卒の同窓生である菅野先生は、現在、東北大学大学院医学系研究科に勤務しています。
以下に、菅野先生からのメッセージをご紹介します。
【いつも私を支えてくださる皆様へ】
震災から9ヵ月が過ぎました。
これまで既に、たくさんの震災に関する記録や本がまとめられてきました。
これからもいろいろな検討がなされ、復興への足掛かりとなることと信じています。
私は今回、自分の言葉で「思い」を本に記しました。
取材や講演など、一部分を切り取ったメッセージではありません。
東日本大震災の前から何を考えていたのか、
そしてあの受難ともいえる悲劇の中何を思い過ごしたのか、
それとこれからの未来への願い。
あくまで私個人の体験や思いに過ぎませんが、
その中に皆が感じたものがあるように思います。
どうかこれから先、困難に苦しむ人が、ふとした時に手に取ってもらえますように。
地元宮城県の河北新報出版センターのご協力を得て、書き上げることが出来ました。
支えてくださったすべての方への感謝と共に。
そして亡くなったすべての被災者、
特に大切な友人や私の患者さん達への悼む気持ちを忘れないためにも。
どうかご覧になってください。
2011年12月30日発売 「寄り添い支える」 価格800円(+消費税)(河北新報出版センター・河北選書)