教養学部情報科学科の松尾行雄准教授 財団法人みやぎ産業技術振興基金より研究奨励賞を授与
2012年06月25日
毎年若手研究者の研究を奨励するため研究奨励賞を授与している、財団法人みやぎ産業科学振興基金(理事長 伊藤弘昌)より、東北学院大学教養学部情報科学科の松尾行雄准教授の研究が奨励賞を受けました。
6月23日午後5時30分よりホテルメトロポリタン仙台で開催された第13回授与式では、石巻専修大学理工学部、鈴木英勝准教授の「海産二枚貝アカザラガイ有効利用の基礎研究」と、本学松尾准教授の「超音波エコーロケーションに関する研究」の2件に研究奨励賞が授与されました。
授与式では2人の研究者の受賞研究課題のプレゼンテーションが行われました。松尾准教授の研究は、イルカやコウモリのエコーロケーション機能に準じた方法による計測で、物体の大きさや移動方向などを三次元で立体的にとらえられるという研究です。ソナーとして利用する場合、魚群探知機による群れの捕捉だけではなく、個体の動きまで捕捉することができることを実証しました。水産業にとっては画期的な「目」となる機器を開発する研究といえます。
石巻専修大学理工学部の鈴木准教授の研究は、ホタテ養殖の際に排除されるアカザラガイの有効利用です。ホタテガイの一種であるアカザラガイ養殖を実現し、将来的には炊き込みご飯などの産品開発につなげたいと語りました。
研究奨励賞の授与を受ける教養学部情報科学科 松尾行雄准教授
研究課題をプレゼンテーションする松尾准教授
石巻専修大学理工学部、鈴木英勝准教授
本学からの出席者。左から星宮務教授、松尾行雄准教授、佐久間政広教授