東北学院大学

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日本研究夏季講座30回記念・アメリカ研究夏期留学40回記念事業 「アイディア・ビレッジ」 CEOティム・ウィリアムソン氏講演会

2012年06月25日

 日本研究夏季講座30回記念・アメリカ研究夏期留学40回記念事業の一環として、6月14日に講演会『アイデア・ビレッジ — ニューオーリンズから生まれる新たなビジネス — 』(在札幌米国総領事館との共催)が行われました。当日は、様々なイベントが重なったにもかかわらず、学生および一般聴衆など約130名が集まりました。
 講演されたティム・ウィリアムソン氏は、ニューオーリンズで起業家支援NPO団体「アイデア・ビレッジ」のCEO(経営者)として活動しています。
 2000年初頭、ニューオーリンズは、全米でも非常に経済状態が悪く、若者が将来に希望が持てないところだったそうです。ニューオーリンズに暮らしていたウィリアムソン氏は、いかにして活気を取り戻していくことができるかを模索していました。自らが起業して活動し始めた矢先の2005年、史上最悪の自然災害といわれるハリケーン・カトリーナによって壊滅的な被害を受けました。しかし、ウィリアムソン氏は、町全体が壊滅的な状態になっても希望を捨てず様々なアイデアを実現していく起業家を育てるエコシステムを構築しました。それによって、今や多くのベンチャー企業がニューオーリンズから育っています。ウィリアムソン氏は、決して高度な技術力を育成し商品化していくだけがベンチャーではなく、斬新なアイデアと人的なネットワークが起業には最も大切であるということを力説されました。

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アイディア・ビレッジのCEO ティム・ウィリアムソン氏