『更地の向こう側』 出版記念 宿浦地区で謹呈式
2013年08月27日
先日お知らせしました、『更地の向こう側―解散する集落「宿」の記憶地図』の出版報告と気仙沼市唐桑の宿浦地区住民への謹呈式が、8月24日、舞台となった宿浦の集会場で開催されました。
午前10時過ぎ、会場の宿集会場には地域に住んでいた皆さんが続々と集まり始め、メディアも数社取材に訪れました。謹呈式には、東北学院大学トポフィリアプロジェクトの代表である植田今日子(教養学部地域構想学科)准教授と、伊鹿倉正司(経済学部経済学科)准教授、そして本書の絵を手掛けたイラストレーターの綱本武雄氏も大阪から駆けつけてくれました。また、地域の橋渡しの労を取ってくれた気仙沼市議で本学OBの佐藤仁一氏も参加しました。
植田代表から取材にご協力いただいた地域の皆さんへの感謝の言葉に続き、出版された本が一人ひとりに手渡されました。会場では、現地での取材の様子をまとめたスライドをパソコンで確認しながら当時のことを話し合い、綱本氏が持参したイラストの原画を前に、集まった人々は、「ここは…」、「あそこは…」などと、原画をなぞりながら昔話に花を咲かせていました。
トポフィリアプロジェクトでは、今後もメンバーが宿浦を訪れ、スライドの上映会などを開催することにしています。
◆『更地の向こう側 解散する集落「宿」の記憶地図』(かもがわ出版)
編著者 東北学院大学トポフィリアプロジェクト
ISBN978-4-7803-0620-0 C0039
判 型 B5判
ページ数 120頁
本体価格2,000円+税
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