東北学院大学

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経営学部の後期冠講座『ショッピングセンター概論~SCの開発と管理・運営を学ぶ~』 第1回レポート

2013年10月01日

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 9月30日、土樋キャンパスにおいて、経営学部2013年度後期冠講座『ショッピングセンター概論~SCの開発と管理・運営を学ぶ~』がスタートしました。
 この講座は、東北地区では初の開催であり、(一社)日本ショッピングセンター協会の協力により、本学経営学部において2014年1月20日までの期間で計14回連続開講されます。

*毎週月曜日、13時から14時30分の3校時目、8号館4階 842教室。ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は他の曜日に変更あり

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 第1回目の講座は、(一社)日本ショッピングセンター協会の顧問であるSC経営士会会長の大甕聡(おおみか さとし)氏を講師に迎え、ショッピングセンターの定義や取扱基準、さらには西欧・北米・日本のショッピングセンターの歴史など、大甕氏が携わってきたこれまでの経験や実績などを交えた貴重なお話から、経営についてのさまざまなことを学ぶことができた授業となりました。
 SCの形態から学ぶ経営論の概論として、今から120年前にSCの概念を構築した英国のエベネザー・ハワードについての解説、そして1950年代後半に作り上げた「グルーエンモデル」によって「SCの父」と呼ばれた米国のビクター・グルーエン。やがて開花したSCの理論は、海を渡り、日本初のSC「玉川高島屋ショッピングセンター」が1969年に開店したことなど、大甕氏が直接関わった玉川高島屋の開業秘話も含め、SCの歴史が詳しく解説されました。英国、米国、日本と民族性の違い、商習慣の違いにより、我が国のSCは欧米とは違った形で進化したことなどが語られました。また、貴重なキーワードとして語られた、ウォルト・ディズニーの理想のまちづくりの話などは、受講した学生にとっては大きな示唆に富む内容だったはずです。
 授業の最後には、学生から「ショッピングセンターを作ることによって周辺の商店街に与える影響やまちづくりのあり方」についての質問が上がるなど、学生からも強い関心が寄せられた授業となりました。

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 第2回は、10月7日(月)13時より、NPO法人再開発ビル活性化ネットワークの藤山正道理事長を講師に招き、「SCを取り巻く環境の変化」について講義が行われます。そして第3回は、10月15日(火)、同じく13時から、本学OBでもあり、現在(2013年3月29日付)宮城県内の上位10店のSCに、7店舗が入るイオンモール(株)の村上教行取締役会長が壇上に立ち「SCとまちづくり」について講義します。
 経営の現場での生きた話には、これからも目が離せません。