2013年10月23日

　10月19日、キャンパスが六軒丁祭の中日でにぎわうこの日、東北学院大学中央図書館において「第1回東北学院大学学長杯争奪 知的書評合戦ビブリオバトル」の地区予選が開催されました。
　ビブリオバトルとは、バトラーと呼ばれる参加発表者がおすすめの本を５分間のプレゼンテーションで紹介し、「どの本が一番読みたくなったか」を競い合い、投票によって最多票を集めた本を「チャンプ本」とするというコミュニケーションゲームです。
　今回は「首都決戦2013」への出場をかけた予選会で、6名のバトラーが参加。本学からも3名が登場し、「和菓子のアン（著者：坂木司）」を発表した文学部総合人文学科3年の藤田麻理子さんが見事優勝を飾りました。
　藤田さんは宮城・福島ブロック地区決戦への出場権を獲得したと同時に、本学図書館の中川清和館長より学長杯が授与され、副賞として図書カードが贈呈されました。
　学生たちのバトルをリスナーとして見届けた中川館長は「本学図書館での開催は昨年に引き続き2回目ですが、今回はどのような内容になるのか楽しみにしていました。本の内容と自分の経験を結びつけてわかりやすくアピールするなどの工夫が見られ、本の面白さというのはまだ絶えていないと実感できた大会でした。情熱を込めて発表したバトラーの皆さんに感謝申し上げます」と締めくくりました。
　次回、11月4日(月)午後2時から、仙台駅前のAER1階アトリウムで「宮城・福島地区決勝」が開催されます。地区決勝でも藤田さんの健闘を応援しましょう。

　読書の秋、東北学院大学では、本に親しむばかりではなく著者とふれあうイベントが目白押しです。
　10月25日(金)からは、5回連続、5人の作家による連続講座『震災と文学』がスタートします。

　11月2日(土)は、いとうせいこう氏による公開インタビューとサイン会、『「想像ラジオ」 ～ 今、文学だからできること ～ 』が開催されます。

　ぜひこちらにも足をお運びください。