環境建設工学専攻の佐々木沙和さんほか3名の作品が土木デザイン競技で特別協賛企業賞を受賞
2013年12月24日
土木デザイン競技「景観開花。10 -未来へつなぐ防災まちづくりデザイン-」で、本学工学研究科環境建設工学専攻の佐々木沙和さん、成田政杜さん、大内直矢さん、目黒浩輝さんの作品「ツナグ川 メグル川」が特別協賛企業賞(ドーコン賞)を受賞しました。
「景観開花。」は、土木・建築を含んだ「まち」が持つ現代的な課題に対して、次世代を担う学生の豊かな発想力に期待し、デザインコンペ(設計競技)を行うものです。今年で10年目を迎えたこのコンペでは、「未来へつなぐ防災まちづくりデザイン」をテーマに全国から作品を募集し、全19作品が応募されました。土木デザインの分野では日本のトップランナーである篠原修東京大学名誉教授を審査委員長として、著名な専門家を審査員に迎え、厳正かつ公開性の高い審査が行われました。
佐々木さんらの作品は、近年話題となっている都市部のゲリラ豪雨を解消する方策として、仙台市の定禅寺通りを選定し、その一部を貯留機能のある水路として整備するという案です。藩政期に使用されていた四谷用水の取水経路調査や、自動車交通を遮断した際の交通シミュレーションなども行ってリアリティを追求したほか、雨水を利用したミスト発生装置を定禅寺通りの並木に合わせてデザインするなど、完成度の高さが評価されました。
このコンペ案の制作は、同専攻櫻井一弥准教授の講義「都市・建築デザイン論」の一貫として進められました。様々な分断された技術を一つの形に統合するPBL(Project Based Learning)の好例であると考えられます。
佐々木さんからは、「これを励みに、全国区で活躍できる建築デザイナーを目指したい」との力強いコメントが寄せられ、また「徹夜続きで大変でしたが、後輩の皆さんもこうしたチャンスに積極的にチャレンジしてほしい」とのアドバイスがありました。
・作品名 | 「ツナグ川 メグル川」 | |
・制作者 | 工学研究科環境建設工学専攻 | |
佐々木沙和、成田政杜(M1)、 | ||
大内直矢、目黒浩輝(M2) |