2014年01月28日

　1月28日、東北学院大学と国土交通省東北地方整備局は、これまで長年にわたり培ってきた信頼関係を基盤に、より緊密かつ組織的な連携・協力の推進・強化を図ることに合意し、協定を締結しました。
　東北学院大学と東北地方整備局は、大学の工学部と整備局の東北技術事務所が同じ多賀城市にあるということで、以前から、研修や実証実験などを協力して取り組んできており、今回の協定締結により、さらに連携・協力関係を強化し、防災や人材育成に組織的・計画的に取り組んでいきます。
　東北地方整備局が大学と連携・協力に関する包括的な協定を結ぶのは、昨年12月の東北大学に続き、2大学目になります。私立大学との協定締結は初めてです。

　当日は、協定調印式に先立ち、松本宣郎学長が「東日本大震災以降は、工学部を中心にインフラなどハード面の研究によって、また学生たちのボランティア活動などを通じて、復旧・復興のため全力を注いでまいりました。この度、東北地方整備局と包括的な連携を結ぶことによって、これまでそれぞれに与えられた使命を有機的に結合し、さらに豊かな教育、研究、社会インフラ整備に向かって進んでいけるものと考えています」と述べました。また「お互いに拠点を構える 東北地方は、東日本大震災からの復旧・復興という重要な課題があります。東北地方整備局と連携して、復興に向けた諸事業に取り組み、また将来を見据え、長期的なスパンで事業展開を行うとともに、防災・減災などに関する教育をおこない、そのための人材を養成できるようになることが、非常に意義のあることだと感じています」と述べました。

 

＜東北学院大学と東北地方整備局との連携・協力に関する協定調印式＞
開催日時：平成26 年1 月28 日（火）14:00～14:45
開催場所：東北学院大学土樋キャンパス 8 号館3 階 第3 会議室
出席者：

東北学院大学	学長	松本 宣郞
同	副学長	佐々木俊三
同	副学長	斎藤 誠
同	工学部教授	石川 雅美
国土交通省東北地方整備局	局長	小池 剛
同	副局長	中野 則夫
同	企画部長	森 吉尚

＜協定内容＞
　この協定は、東北学院大学と東北地方整備局が、これまで長年にわたり培ってきた信頼関係を基盤に、より緊密かつ組織的な連携・協力の推進・強化を図るものです。
　東北学院大学にあっては、社会資本の維持管理や資源循環に関する広範囲な教育・研究面の向上及び地域社会への貢献等について、東北地方整備局にあっては、社会資本の整備・維持管理の推進による強靱な国土づくりについて、相互に連携・協力し、国土の防災機能の向上及び地域社会の持続的発展に寄与することを目的としています。
　この目的を達成するために、次のような連携・協力を行います。
（１） 教育・研究及び地域社会への貢献に関すること。
（２） 社会資本の整備・維持管理に関すること。
（３） 防災及び災害時の対応に関すること。
（４） その他、両者が必要と認める事項。