東北学院大学

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東北学院大学とNTTドコモが共同で、ICT技術を活用した高齢者見守り支援ネットワークの構築と認知症の早期発見に関する実証実験を開始

2014年02月26日

 学校法人東北学院(以下、東北学院大学)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は共同で、あすと長町プレハブ仮設住宅に居住の住民の方々の協力を得て、タブレット端末を活用した高齢者の見守り支援ネットワークの構築し、ICTの利用記録を用いた高齢者の認知機能の評価尺度確立に向けた実証実験を開始します。
 今回実施する実証実験では、仙台市太白区あすと長町プレハブ仮設住宅に居住する最大40名の高齢者の方々に、「生活支援アプリケーション」がインストールされたタブレット端末を利用していただき、この操作記録から「睡眠」や「外出」などの生活リズムを把握します。各利用者の生活リズムの長期的なモニタリングから、ICTによる効果的な見守り活動の手法に関する調査研究や、高齢者の認知症機能評価尺度の確立に向けた解析を進めます。
 現在、世界のどの先進諸外国が経験したことのないスピードで進む我が国の少子高齢化の課題に対して、今後、ICTを活用した高齢者向けサービスは非常に重要な役割を担うことになると予想できます。また、認知症の早期発見は、高齢者の生活にとって切り離すことのできない重要な課題でもあります。このような社会的背景を踏まえ、今回の実証実験では、ICT技術がどのような手法で高齢者の生活を支援できるのかという点に焦点をあて、認知機能評価尺度を確立するための解析を進めていきます。

○実証実験内容の詳細はこちら(プレス資料 PDFファイル:1.18MB)