東北学院大学

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「東日本大震災国際会議 原子力安全神話に抗してーフクシマからの問いかけー」が開催されました

2014年04月07日

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 日本基督教団主催の「東日本大震災国際会議 原子力安全神話に抗して―フクシマからの問いかけ―」が、3月11日から14日の4日間、土樋キャンパスにおいて開催されました。
 この国際会議は日本基督教団が主催したもので、世界教会協議会に参加する120余りの国の中から自国内に原子力発電所を有し、また今後原発を導入しようとする国の教会代表者を集め、できる限りの広範な体験と知識の集積と分析を通して検討。その成果を世界に向けて発信することが目的の会議です。
 開催初日となった3月11日には、国際会議に先立って「東日本大震災3周年記念礼拝」がラーハウザー記念東北学院礼拝堂において行われました。国内外から多数の方々が出席する中、仙台東六番丁教会の高橋和人牧師による「まことの光を求めて」と題した説教が行われ、礼拝堂内の席すべてを埋めた出席者による讃美歌が歌われるなど、東日本大震災で犠牲になられた方へ哀悼の意を捧げると同時に、復興への思いを新たにしました。

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 また、記念礼拝後には姜尚中聖学院大学全学教授による「犠牲のシステムを超えて ミナマタ・ヒロシマ・フクシマ」と題した記念講演も行われました。
 開催期間中は、日本はもとより、韓国、台湾、インド、ニュージーランド、イギリス、ドイツ、スイス、カナダ、アメリカ、ガーナ、ナイジェリアの12ヵ国から多数の方々が出席。国際政治、宗教倫理、社会科学などの分野で日本を代表する識者による講演が行われたほか、被災地における市民サポート活動、アジアからの留学生を対象とした農業研修事業の現場で放射能汚染の被害を受けた方々からの報告などがあり、14日夕には、4日間にわたって開催された国際会議が無事終了しました。

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