東北学院大学

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「新しい東北」地域資源発掘モデルスクール事業『宮城はっぷん塾』がスタート!

2014年09月25日

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happun_pic01.gif 9月20日(土)、地域資源を生かした新たな事業や情報発信等を通じて、宮城県の未来をリードする人材を育成することを目的とした復興庁の委託事業『宮城はっぷん塾』がスタートしました。
 『宮城はっぷん塾』は、東北学院大学と一般社団法人日本文化デザインフォーラム(JIDF)が共催し、当代一流のマーケターや地域の魅力をつくるプロフェッショナルを講師陣に迎え、受講生が主体的に事業案を企画・プレゼンテーションしながらブラッシュアップしていくワークショップ形式の全6回の講座です。将来的には受講生同士のネットワーク化、スクールのメディア化を通じて、他地域の方々も参加・交流できるプラットフォームの構築を目指しています。

140925-3_02.jpg 第1回目の今回は、14名の受講生が参加。冒頭のオリエンテーションでは、講師・事務局の紹介、カリキュラムの説明、受講生の自己紹介が行われました。本学からは、学長室長の阿部重樹教授(共生社会経済学科)、和田正春教授(地域構想学科)、学生サポートスタッフらが挨拶。震災以降積極的に地域支援に取り組んできた「地域のための大学」として、今後さらなる継続的な地域発展を担う人材輩出への責務と抱負を語りました。
140925-3_11.jpg 引き続いて行われた基調講演では、JIDF理事長でソシアルプロデューサーの水野誠一氏が「これからの消費はどうなるか?」と題し講演。これまでの「知識・文明」偏重の時代から、地域固有の「知恵・文化」を見直し、それぞれを縦糸・横糸として織りなさねばならない時代であること、「分けるが勝ち(価値)」として、所有価値から使用価値へのパラダイムシフトの必要性など意義深い提言がなされ、受講生は真剣な面持ちで講演に聞き入っていました。

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140925-3_07.jpg 休憩中には受講生同士の名刺交換が行われるなど、徐々にやわらかい雰囲気に。後半は席を円座に組み直してのスタートとなりました。各自が受講動機や自らのビジョンをプレゼンテーションし、水野氏、マエキタミヤコ氏(サステナ代表)、遠山正道氏(株式会社スマイルズ代表取締役社長)ら講師陣を交えての意見交換を行いました。受講生のオリジナル冊子が回覧されるなど、活発な意見交換の場となり、講師・受講生の枠を超えたフラットなチーム体制が第1回から形作られ始めています。

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 その後場所を移しての懇親会へと続き、『宮城はっぷん塾』第1回を盛況のうちに終えることができました。次回第2回は東京でのフィールドワーク(input)となります。12月の最終プレゼンテーションに向けて、第3回からはコンセプトメイク、プレゼンテーション制作(output)に取り組みます。引き続き本学は事務局及びサポートスタッフとして、受講生の皆さんの「はっぷん」をサポートしていきます。

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