東北学院大学

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工学部祭 特別講演 「なぜ"青色"LEDが重要なのか?―私たちの生活と青色LED―」開催

2014年10月30日

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 10月8日に2014年度のノーベル物理学賞が発表され、青色発光ダイオード(LED)を開発した日本人研究者3名(赤崎勇氏、天野浩氏、中村修二氏)の受賞が決まりました。
 東京スカイツリーのライトアップ照明に使われるなど、少ない電力で明るく光る照明器具が急速に普及したのをはじめ、携帯電話やテレビなどのバックライト、ブルーレイディスクのような記録媒体等々、LEDはさまざまな暮らしの場で使われています。そのLEDをテーマにした特別講演「なぜ“青色”LEDが重要なのか?―私たちの生活と青色LED―」が、工学部祭開催期間中の10月19日に多賀城キャンパスで開催されました。
 今回の特別講演では、電子工学科小澤哲也准教授が登壇。ダイオードの特性、LEDの歴史、どの部分が光るのかといった仕組みなど、青色LEDに関する情報をわかりやすく紐解きました。

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 講演の最後に「日本は以前、電子立国と言われ、日本製品を海外へ輸出していました。しかし、現在はどうでしょうか。中国や東南アジアで生産された製品を購入するようになり、他国にお金を払っている状況です。しかし、電子において日本はとても得意としています。日本で生産したものを海外で売るという元来の体制に戻さないと、日本は決して豊かになりません。そのためにはアイデアを出し、良い製品をつくらないといけません」と述べ、青色LEDのような新たなアイデアを発掘する必要を説きました。訪れた来場者は、タイムリーな話題の特別講演に真剣に聞き入っていました。

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