東北学院大学

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2015年度 私立大学図書館協会東地区部会総会・館長会・研究講演会開催

2015年06月17日

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 好天に恵まれた6月13日、本学土樋キャンパスを会場に「2015年度 私立大学図書館協会東地区部会総会」が開催されました。これまでは関東圏所在の大学を会場に開催されていましたが、今回初めて関東圏以外にある会場として東北学院大学が選ばれ、本学関係者も合わせ200名を越える参加者が訪れました。
150617-2_03.jpg 当日10時からは押川記念ホールで東地区部会総会が行われ、開催校である本学図書部図書情報課 小野寺洋子課長の司会で開幕、学習院大学の脇坂明図書館長、同じく東洋大学の青木辰司館長が続いてあいさつに立ちました。会場校として本学の原田善教副学長が歓迎のあいさつで応えました。
 総会は報告と審議が滞りなく進み、予定時間より早めに終了、休憩の12時前から昼休みには昨年登録有形文化財となったラーハウザー記念東北学院礼拝堂で、本学礼拝オルガニストの渡辺真理先生による歓迎のパイプオルガンミニコンサートが催され、約20分間パイプオルガンの音色に耳を傾けていました。礼拝堂地下にある東北学院史資料センターも開放され、創立から130年という歴史の歩みを多くの参加者が見学。またこの春、シュネーダー記念中央図書館に開設されたアクティブ・コートを体験するなど、思い思いのお昼休みを過ごしていました。
 なお、この間12時から13時30分まで、昼食会をかねた東地区部会館長会が開催され、脇坂明学習院大学図書館長の司会で、「図書館における防災と危機管理」をテーマに懇談が行われました。

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 参加者は13時45分からスタートする研究講演会聴講のため再び押川記念ホールに参集。
 講演は日本図書館協会理事長の森茜氏が「日本図書館協会から見た大学図書館の課題」と題して公立図書館、国立大学図書館、私立大学の図書館などの差異、専任と契約・嘱託といった労働条件の違いについての知見やこぼれ話などを語ってくれました。続いての講演は東北大学附属図書館事務部長の米澤誠氏による「ラーニング・コモンズをめぐる学習環境デザイン」。2009年以前からあった学習スペースとしてのラーニング・コモンズ草創期から比べると2014年では私立大学の設置数が飛躍的に増加していること。東北大学では東日本大震災を機にキャンパス内のスペース活用に、勉強やコミュニケーションにいろいろと変化が現れ始めたことなど、まさにラーニング・コモンズの本質についての講演となり興味深い内容でした。
 こうして17時には全てのプログラムが予定通りに終了し、参加者は来年度総会での再会を約して帰路に着きました。

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