東北学院大学

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特定非営利活動法人日本・ネパール文化交流倶楽部理事長によるネパール大地震支援活動報告会 開催

2015年08月05日

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 本学では、平成27年4月25日に発生したネパール大地震の支援活動の一環として、4月30日より東北学院大学生協の各店舗内で募金活動を実施しております。5月21日には、集まった第一弾の支援金を特定非営利活動法人日本・ネパール文化交流倶楽部理事長のアリアル サンジブ氏へ贈呈。その後、6月6日~21日にかけてサンジブ氏が現地で行ってきた視察と支援活動の報告会が、8月3日土樋キャンパスにて開催されました。

150804-4_02.jpg 会の冒頭、副理事長の鈴木涼子氏より募金活動への御礼が述べられ、ネパールの国勢や民族の概要、大地震の前から続けている学費支援活動についての紹介がなされました。続いて理事長のサンジブ氏と、コーディネーターを務める本学災害ボランティアステーション所長の郭 基煥教授が登壇。首都カトマンドゥ周辺の盆地から、氏の出身地ダディン郡マイディ村にわたっての被害状況を捉えたスライドを映写し、現地の様子を解説しました。6月中旬からは雨季に入っており、避難生活は困難を極めているとのこと。サンジブ氏は「そもそも自給自足で生活していた農村部では、住む家がなくなってテント生活をしながらも畑仕事や祈祷、祭事を再開している。押し付けではなく、150804-4_03.jpg現地の人が望む形での生活の復興を目指すべきだ」と語りました。 
 会場からは、東日本大震災の経験を踏まえた質問がされるなど、質疑応答はともに復興途上にある地ならではの内容となりました。最後にサンジブ氏は「一番の応援となるのは、実際に被災地に行くこと。ぜひ応援ツアーにも参加してください」と呼びかけました。

>> 5月21日開催:講演会・支援金贈呈式についてはこちら