東北学院大学

新着情報

大学間連携災害ボランティアネットワークによる夏季集中ボランティア始動(岩手県陸前高田市プロジェクト編)

2015年08月12日

 東日本大震災から5年目を迎えた今年の夏も、大学間連携災害ボランティアネットワーク夏季集中ボランティア活動が始まりました。本学災害ボランティアステーションの学生スタッフらが中心となり、全国の大学生らと連携し、夏休みを利用し東北各地の被災地でのボランティア活動を実施(活動スケジュール詳細はこちら)。
 8月4日から7日にかけて岩手県陸前高田市においてボランティア活動が行われました。全国から大学生ら31名が参加し除草作業や畑の再生を行いました。
 4日午後に前高田市に入り、現地の震災語り部ガイドの方から市内を案内いただき、被害状況や惨状のみならず、自然災害への対処や復興状況についてお話をいただきました。
 市内のボランティア活動をコーディネートしている地元のNPO「パクト」様の協力により、5日、6日の2日間、本格的なボランティア活動を実施、8月7日に催される気仙町の「けんか七夕祭り」、高田町の「うごく七夕」の会場周辺での除草作業を行いました。
 6日午前の除草作業で高田町洞の沢地区の金野彰さん(「荒町会」顧問)は、「この地区は震災前約140世帯もあったが、現在15世帯となり全て高齢世帯で、若い人たちに集まってきてほしいと願い、荒町会を発足した」と語りました。うごく七夕には「荒町組」として山車が出走。6日午後には陸前高田市広田町に移動し、営農組合が所有する畑の除草作業を手伝いました。パクトの佐藤貞夫さんは、「この山田地区の組合員も高齢化により5人に減り、皆70代後半から80代で、大学生に手伝ってもらい畑が再生できた」と感謝していました。
 3日間とも、宮城県気仙沼市唐桑にある御崎荘に宿泊させていただき、毎晩夕食後にはその日の活動を振り返りミーティングが行われました。「七夕祭りを楽しみにしている地元の方の思いをイメージして作業を続けてほしい」、「現場に来て見聞きすることの大切さを実感した」、「もっと継続的に陸前高田市を訪れて、住民の声を聞いて若者に伝えていきたい」といった意見が出されました。
 最終日の7日には、気仙町の「けんか七夕祭り」、高田町の「うごく七夕」を見学しました。連日猛暑日となり炎天下の暑さの中での厳しいボランティア活動となりました。

活動内容 岩手県陸前高田市内での除草作業、畑の再生
活動期間 2015年8月4日(火)~8月7日(金)3泊4日として1クール
参加人数 桜美林大学、中央大学、名古屋学院大学、広島修道大学、明治学院大学、早稲田大学、東北学院大学の7大学31名が参加

    

DSC_1691.jpg DSC_1688.jpg DSC_1704.jpg
   
DSC_1727.jpg DSC_1767.jpg DSC_1779.jpg
     
DSC_1787.jpg DSC_1790.jpg DSC_1824.jpg
     
DSC_1848.jpg DSC_1850.jpg DSC_1868.jpg
     
DSC_1893.jpg DSC_1918.jpg DSC_1938.jpg
     
DSC_1946.jpg DSC_1956.jpg DSC_1975.jpg
     
DSC_1997.jpg    

 

 関連情報
大学間連携災害ボランティアネットワーク夏季集中ボランティア活動
 (東北学院大学災害ボランティアステーションWebサイト)
特定非営利活動法人パクト