東北学院大学

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東北学院大学 平成27年度学長研究助成金プロジェクト『生態系サービスの享受を最大化する'里浜復興シナリオ創出』公開学習会(第1回)のご案内(10/3 開催)

2015年09月25日

 この度、下記の要領で公開学習会を開催することになりました。学内外を問わず、東日本大震災と復旧・復興事業で大きく変貌する太平洋沿岸域・里浜に関心をお持ちの皆様にご参集いただきたく、ご案内申し上げます。
 なお、準備の遅れから、ご案内が開催日直前となってしまいましたこと、申し訳ございません。今後、毎月1回程度の公開学習会と、年度をしめくくるフォーラム(2016年2月13日午後)の開催を予定しておりますので、ぜひご参加いただきますよう、あわせてお願い申し上げます。

東北学院大学 平成27年度学長研究助成金プロジェクト:
生態系サービスの享受を最大化する‘里浜復興シナリオ’創出
公開学習会(第1回)のご案内

 2011年3月11日、南北60kmにわたって砂浜海岸が連なる仙台湾岸に、巨大な地震と津波が来襲しました。もともとこの「海と陸、河川が交わる境界域」には、「変化に富んだ、変動しやすい、脆弱な立地を考慮した‘賢い土地利用や暮らし’」が存在し、「ふるさと・里浜のうるわしい景観」が育まれてきたと推察されますが、これらは著しく変貌しました。
150925-3_03.jpg 本プロジェクトは、(1)この「砂浜海岸エコトーンと里浜の視座」を基盤にすえた上で、(2)大震災に伴う自然環境の攪乱と自律的再生にかかわる自然科学的な調査と、「里浜の暮らし」を支えた伝統的な思想・知恵・技法に注目した人文社会学的な探求による成果を統合させて、(3)「持続可能な地域づくり」の根幹にある「多重防御と合意形成」の実質化に資する「里浜復興シナリオ」の創出をめざす取り組みです。
 公開学習会においては、市民や学生、行政、専門家など多くの方にご参加いただき、情報やアイデア、意見を交換・共有させていただくことをお願いするものです。

日 時

2015年10月3日(土) 15:00~17:30

会 場

東北学院大学「泉」キャンパス 2号館 2階 224教室
https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/access/

参加費

無料

次 第

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菊池慶子教授
 
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海岸エコトーンの説明を行う
平吹喜彦教授

司会 菊池慶子(東北学院大学 文学部)
 開 会
 話題提供 (15:05~16:55)
 1. 砂浜海岸エコトーンの時空間を見渡す意義: プロジェクトのねらいと方法
     平吹喜彦(東北学院大学 教養学部)
 2. 大津波からの砂浜生態系の再生とその保全
     岡 浩平(広島工業大学 環境学部)
 3. 仙台平野の津波浸水特性からみる復興時の問題点
     栁澤英明(東北学院大学 教養学部)
 情報・アイデア・意見交換 (16:55~17:25)
 閉 会

 

参加申込

駐車スペースの確保など運営の都合により、以下の要領で「10月1日までに」参加申し込みをお願いいたします。
 申込先: 平吹 yhira◎mail.tohoku-gakuin.ac.jp(問い合わせも同様。◎を@に変換して送信してください。)
 メールのタイトル: 「公開学習会参加」 として下さい
 メール本文: ご氏名(ふりがな)
        ご所属
        自家用車での来校の有無: 有・無

本プロジェクトは「東北学院大学 平成27年度 学長研究助成金」の支援を受けて実施されています。