東北学院大学

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東北学院大学セツルメント会60周年記念祝賀会

2015年11月17日

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 昭和30(1955)年は、東北学院が明治19(1886)年に創立され、その70周年記念式典が盛大に催された年でした。この年の9月、東北学院大学のセツルメント会は準備委員会を発足、秋保にある整肢拓桃園の訪問を開始。当時は大学側に正式なサークルとして認められていませんでしたが、整肢拓桃園の肢体不自由児を訪問し、紙芝居や合唱を通じて子どもたちを楽しませるというボランティア活動は、キリスト教精神に結びつくとして、当時の小田忠夫学長、情野鉄雄教授をはじめ多くの教職員が支援してくれました。その後大学側との話し合いにより、昭和31(1956)年4月に「東北学院大学セツルメント会」として正式にスタートしました。整肢拓桃園や仙台基督教育児院などの訪問を続け、この年の大学祭にも参加、拓桃園でのワークキャンプや高山キャンプなどで活動を重ね、セツルメント会としての活動が軌道に乗りました。
 その後10周年、25周年、30周年、40周年、50周年と記念式を重ね、今年は60周年、人間でいうと還暦を迎えたことになります。今回の60周年記念誌『セツル60年の歩み』(東北学院大学セツルメント会 編集発行)で、現OB会会長の伊藤文隆氏は「セツル60年というのは一つの通過点であり終点ではない、来る70年、80年に向かっての一里塚でしかない」と綴っています。
 戦後の新制大学の草創の時期からスタートしたセツルメント会。あの3.11の震災直後、大学のボランティア活動の拠点として東北学院大学災害ボランティアステーションが設置されたのは、こうしたボランティアの精神が脈々と受け継がれていたからだとも言われます。

 東北学院大学セツルメント会の60周年記念式は、11月7日、ラーハウザー記念東北学院礼拝堂での「記念礼拝」から始まりました。午後3時30分、相原芳市氏(昭和46年度卒業)の司会で開式、そして北島宏一氏(昭和36年度卒業)による『喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい~自分史をたどりながら~』と題した講話をいただき、これまでのセツルメント会の歩みとご自身の経験を語られ、会の活動に尽力した仲間たちへの感謝、支援して下さった方々への感謝が語られました。
 約30分の記念礼拝のあとは、会場を仙台ガーデンパレスに移し午後5時30分から「記念祝賀会」が盛大に催されました。セツルメント会OB会と現役学生との交流に、松本宣郎学長・理事長、石塚秀樹学生部長が臨席、会の60年の活動と努力に対して感謝のことばを述べ、和気あいあいとした祝賀会でした。

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