東北学院大学

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連日鮎川を懐かしむ人々で盛況『牡鹿半島・思い出広場』イオンモール石巻で開催中

2016年02月09日

 東北学院大学文化財レスキュー班(歴史学科の民俗学実習にて活動)が7日から、『牡鹿半島・思い出広場』がイオンモール石巻1階で開催されています。初日は日曜日ともあって多くの買い物客でにぎわうイオンモール石巻を訪れた人々が足を止め展示された昔の鮎川の写真に見入っていました。
 三陸自動車道・石巻河北ICを降りてすぐという立地で多くの利用客を集めているイオンモール。ここ最近は近くに復興公営住宅も整備され、震災で被災した人たちがこれまでの仮設住宅から順次入居しています。来場者の中には鮎川や牡鹿半島から入居した方々もおり、展示会初日のパネル展示スペース「緑の広場」では、写真に見入っていた人たちが互いに再会を懐かしむ姿が見られました。
 また、50年、60年前の「思い出写真」を見ているうちに移っている人物の話題で盛り上がるなど、久しぶりの井戸端会議を楽しんでいるような光景が見られました。
 「この運動会の写真の人数…、こんなに人が住んでいたんだよ」「昔は鮎川にも映画館やパチンコ屋があったなんて言っても信じられないでしょう」とふるさとの話に花が咲いていました。
 『牡鹿半島・思い出広場』は、11日(木・祝日)まで開催されます。半世紀前の牡鹿半島のくらしの古写真や資料や、文化財レスキュー活動から明らかになった牡鹿半島の歴史や文化を紹介します。
 11日は、11時からは、明治時代の牡鹿半島を写した貴重な写真を紹介しながら、昭和三陸津波以前のすがたに思いをめぐらせる「Ayu Café(鮎カフェ)」が。
 14時からは牡鹿半島で使われてきた昔のくらしの民具を、子どもたちに楽しみながら親しんでいただく「MINGバトル・アルティメット」。海の広場では子供たち向けのワークショップなどが展開されます。
 来場者には今回作成した写真パネルをまとめたブックレットをプレゼントします。ぜひイオンモール石巻1階の『牡鹿半島・思い出広場』 、「海の広場」「緑の広場に」お立ち寄りください。
 イベント詳細はこちら

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