東北学院大学

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言語文化学科「俳優修業ゼミ」卒業公演 シェイクスピア作『じゃじゃ馬ならし』満員御礼

2016年02月16日

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 2016年2月7日(日)から9日(火)の3日間、本学教養学部言語文化学科の俳優修行ゼミ(下館和巳ゼミ)による卒業公演『じゃじゃ馬ならし』が、泉キャンパス コミュニティセンター2階の多目的ホールにおいて上演されました。
 卒業公演としてシェイクスピア作品を上演することが恒例となっている下館ゼミ。今年度はゼミ史上初の翻案に挑戦し、大正時代初期の仙台を舞台にした、東北学院ならではの『じゃじゃ馬ならし』となりました。

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 会場となった泉キャンパスの多目的ホールでは、小劇場さながらに設えられた舞台と客席が観客を迎えました。用意された50席は早々に埋まり、緊張と期待がないまぜとなった静けさの中、劇場が暗転。スポットライトの下に現れた女優のモノローグにより、公演が始まりました。
 白一色の背景の中、奇妙なリアリティをもって繰り広げられる東北学院版『じゃじゃ馬ならし』。原作を読み込み、そこから国も時代も跳躍した翻案を自ら手掛けた学生たちは、まさに舞台の上でオリジナルの役を生きているかのようでした。東北の方言を交えたセリフ回しや、東北学院第6代理事長 鈴木義男をモデルとした人物設定もまた、そのリアリティの実現に一役買っているのでしょう。

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 およそ1時間20分に及ぶ公演は、喜劇でありながらも心地よい緊張感を保ったまま、最後まで観客を飽きさせない見事な舞台でした。社会人となったゼミOBが多数公演に駆けつけることからも、この取り組みが学生の社会人生活にとって大きな意味を持つことがうかがえます。今年度の公演を裏方から支えた3年生が、来年はどんな舞台を作り上げるのか大いに楽しみです。

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